本校教員の研究について、研究協議会・情報交換会を行いました

 1217日(土)に、「STEM系教科/領域を基軸とした教科横断的な教材開発とその実践に関する研究」「探究的な学習のデザインに関する研究―教科を横断した「授業研究」に焦点をあてて―」の2研究について、大学教員をお招きして研究協議会・情報交換会を行いました。

 今回は高校2年生も協議会に参加しました。研究協議会は教員や研究者のみで行われることが多いですが、実際に授業に参加する側がどのように考え、何を求めているのかということを聞くことが、「社会に開かれた教育課程」の実現にあたって何より重要であるように思います。

 協議会では、まず、上記の2つの研究課題について成果報告を行いました。「STEM系教科…」については、先日実施した教科横断授業「半減期」の授業内容や立案過程を、実際の授業映像を手がかりにして検討しました。「探究的な学習…」については、現在の課題や問題点を踏まえながら、平素の授業をどのように充実させていくべきかということを検討しました。

 その後、生徒を含む協議会参加者で、今後課題研究を進めていくにあたって何が必要であるかということを、ホワイトボードアプリを利用して話し合いました。そして評価方法の改善や明確化をすすめることが教員・生徒にとって有益であることなどを確認しました。

 最後に大学教員の方より、今後さらなる実践の蓄積とともに、本協議会のように生徒の声を取り入れていくことが重要であるとの講評をいただきました。改めて、教員と生徒との信頼関係にもとづいて教育が展開されなければならないということを実感しました。

 各研究については今後、報告書を作成してまいりますが、本協議会は研究をまとめるにあたってのその大きな手がかりとなりました。また課題については、今後も継続して取り組んでいきたいと思います。

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