教育理念
「真理を求め自由に生きる」

本学園は、カトリックの聖人である聖ドミニコ(ca.1170~1121)の教えを基盤としています。
聖ドミニコは、イエス・キリストの生き方にならって、真理を追い求めることにその生涯を捧げました。
異教・異端に対して武器をもって戦うことの多かった当時にあって、彼は相手に対して人格をもって向き合い、対話によって真理を宣べ伝えることにつとめました。
さまざまな人種、言語、思想の人々が関わり合う今日に、われわれは再度、聖ドミニコの生き方を基盤として、対話のなかに真理を求めていくことが重要であると考えます。学園に学ぶ子どもたちが、真理を愛し、世の光としてこの世界で活躍できるよう、学園一丸となって歩んでいきたいと思います。

聖ドミニコ学園を象徴する3つの特色

カトリック教育

生徒ひとりひとりが神の愛をもって祝福された、かけがえのない生を受けた存在であると考え、本校は教育活動を展開しています。
週1時間の「宗教」の授業は、聖書の学びにとどまらず、現代社会の諸問題について、神の教えに基づきながらその解決策を考えていきます。
生徒のなかにはカトリック信者もいますが、学校として入信を強制することはありません。
自由と寛容のなかで、生徒たちには豊かな人間性を養ってほしいと思います。


小規模校

1学年の定員は80人で、中学校では3クラス編成をとっています。
専任教員1人あたりの生徒数の少なさは都内私立中学の中でもトップレベルです。高等学校では2年次以降に多くの選択科目を開講することで、自らの進路を考え、その実現に向かうことができるようにしています。
「探究的な学び」も、本校のような小規模校においてこそ実現可能といえるでしょう。学びたいことは何か、自分と向き合いながら考え、問うていく6年間が本校にはあります。


女子校

自分がどうなりたいか真っ直ぐに考え、気後れすることなく大胆に物事に取り組む経験は、別学ならではの魅力といえます。
そのような経験を重ねることで、ジェンダーにとらわれることなく、確信をもって社会に踏み出すことも可能になると考えています。
「高雅な情操と豊かな教養を備えた自覚ある女性を育成する」(本校学則より) 女子校でしか得られない学びが、新しい時代を切り開いていくための糧となると信じます。

沿革

1931年

聖ドミニコ女子修道会の5人の修道女が来日。仙台に修道院を創立

1950年10月

東京都目黒区駒場に修道院設立

1954年 9月

目黒区駒場の修道院敷地内に聖ドミニコ学園小学校開校

1958年 7月

カトリック池尻教会より、聖イメルダ幼稚園の経営を継承

1962年 4月

聖ドミニコ学園中学高等学校開校(聖ドミニコ学園小学校校舎の一部を利用)

1962年 8月

現在の校地に全学園・修道院を移転

1966年 4月

体育館(現第1体育館)落成

1975年 1月

中学高等学校で静修日を開始

1981年 1月

新体育館(現第2体育館)落成

1993年 4月

中学高等学校で週5日制開始

1994年 3月

聖堂・カタリナ棟落成

1995年 4月

高等学校、沖縄修学旅行開始

2000年12月

現校舎落成

2007年 4月

新制服採用

2017年 4月

タブレット端末の使用開始

2019年 4月

2コース制(アカデミックコース、インターナショナルコース)開始

2024年 4月

学園創立70周年