教科の特色

宗教

聖書を通し、神の愛とイエス・キリストによる人類の救い(よい知らせ)を学んでいきます。イエスがどんなに一人ひとりを大切にしたのかを理解し、それを踏まえて私たちは現代社会の中で、どのように生きていったらよいのかということについて考えます。

そして、自分の殻から抜け出し、他者との関わりを大切にできる人間になるよう豊かな心を培っていきます。また、宗教行事の中でも思いやりと奉仕の精神を育み強めていきます。

国語

聖ドミニコ学園の国語科は、国語の楽しさを学ぶこと、中高一貫のカリキュラムを通して、受験にも対応できる力を身につけることを目指しています。

中学1~2年では、まず基礎的な力を固めつつ、国語の楽しさを感じます。例えば、漢字学習は小学校の復習から始めて、高校の先取りまで進みます。文章の読解はもちろんのこと、スピーチ・作文・朗読などの表現活動にも取り組み、考える力や伝える力を伸ばしていきます。また百人一首などを通して、古文にも親しんでいきます。

中学3年から高校1年にかけては、先取り学習が始まります。特に古典は、中学3年から高校のテキストを用いて、スムーズに学習内容が繋がるようにしています。

高校2~3年では、各々の進路を想定した学習が中心となります。大学入試過去問題の演習や小論文対策など、実践的な内容に入ります。習熟度別授業は、古典(高校2・3年)と現代文(高校3年)で展開しています。

数学

中高を通じて先取り授業を実施しています。中学1年で中学2年の内容に触れ、中3の2学期には高校の内容を学び始め、理系進学者が、大学受験の準備に早めに取りかかれるようになっています。

中学校では、基本的な知識や計算力を身につけるため、授業開始時に5分間の確認テストを行っています。今までに習った範囲の復習から授業を開始することにより、新たに習う内容の理解がより深まるようになっています。また、小テストを頻繁に行い、理解度を確認しています。数学は積み重ねの教科ですから、苦手な生徒には補習を行い、理解しないまま先に進むということのないようにしています。

中学3年生および高校1年生では、それぞれの学力に適した学習ができるように、3クラスの習熟度別授業を行っています。数学が苦手な生徒は基本をしっかり学習し、理系進学を目指す生徒はより高度な学力を早くから身につけられるようにしています。

高校2年生からは選択制になり、少人数での授業を実施しています。授業選択者が1・2名ということもあり、質問もしやすく、個々のレベル・進路に合わせた授業を受けることができます。

理科

豊かな自然環境の中、季節の流れを肌で感じながら中高6年間を通して科学の目を養います。そして、生活の全てが科学であると身をもって感じてほしいと考えます。

中学校では、基本的な実験操作や、科学の基礎知識を身につけることはもちろんですが、それらを生かして自ら考える探求活動を大切にしています。与えられた知識を元に、科学に生かせる力を身につけます。また、実験レポートやプレゼンテーションを定期的に行う事で、定期試験だけでは計れない学習成果も重要視しています。

高等学校の理科(化学基礎・科学と人間生活)は、1年次のみが必修です。

将来的に理系進学を考える生徒は、2年次より専門的な授業を10名以下の少人数クラスで学びます。医学、理学、農学など進学先は様々ですが、個々の受験形態や能力にあった学習プログラムを提供します。

社会

社会を多角的に見る力を伸ばし、平和で民主的な国家・社会を担うことのできる人の育成を目指しています。

そのために、中学校の地理では、世界と日本の諸地域の地理的認識と特色を学びます。歴史では、日本の歴史の流れを世界の歴史を背景に捉えます。公民では、民主政治の意義や国民生活の向上を経済活動との関わりで学びます。

高校では、知識の習得に加え、リテラシーを育てる教育を重視しています。具体的には、修学旅行で訪れる沖縄についての事前学習を1学期かけて行います。沖縄の人たちの視点から、班ごとの研究発表と個人のレポートを作成しています。この過程で協同しながら相互に学び、発表のスキルやレポート作成のマナーを身につけていきます。

2年次以降の選択科目では、少人数制のメリットを生かした双方向の授業で学ぶ意欲を高めています。また、積極的に問題演習に取り組み、入試に向けた実践的な力を養成していきます。

英語

本校の英語の授業では、「読む・書く・聴く・話す」の4技能をバランスよく学習します。中学では、英語学習の基本であるフォニックスで正しい発音を学び、授業で学んだ内容をスピーチやレシテーションでアウトプットしながらプレゼンテーション力を養います。また、CALL(コンピュータによる外国語学習支援)や英会話の授業を通して教科書以外の英語にも積極的に触れる機会を作っています。

高校の英語授業は、英語の仕組みや使われている言葉の意味や働きなどが分かるようになることを目的とし、読んだり聞いたりした英文の概要をつかんで要約し、学んだ表現を用いて気持ちや情報を伝える力を培います。また、早い段階から大学入試問題にもチャレンジしています。

中高6年間を通して年に3回行われる英単語コンクールでは、多読演習や受験に役立つ語彙力を着実に身に付けることができます。

仏語

日本を訪れる外国人が増えてきているように、私たちの生活の様々な場面で多言語・多文化を意識することが多くなってきました。フランス系の修道会が設立母体である本校では、創立当初より英語に加えフランス語も学習してきました。中学1,2年ではオリジナルのテキストを使い、発すること、聞くことを中心に勉強します。中学3年まで全員がフランス語を学習します。

高校1年生は選択授業になります。高校2年生で選択した生徒はフランス語が第一外国語になり、応用力を磨いていきます。選択者の人数が少ない分、難しい分野では気軽に教員に質問をすることができ、また選択者同士のつながりも密になります。フランス語検定などの資格はもちろん、フランス語フェスティバル(フランス語を第一外国語に学習している高校が集まる発表会)ではフランス語でのスピーチや歌にも挑戦します。またコリブリを通して毎秋フランスからの留学生を迎え入れ、多学年に渡って自分のフランス語力を試したり、異文化を知ったりお互いに影響を受けています。

体育

体育では、学年に合った様々な運動に取り組み、身体を動かす楽しさや解放感、努力を続けることで得られる達成感などを体験することを目標にしています。また全校で盛り上がる体育行事には運動会・球技大会・ダンスコンクールがあります。クラスで協力し勝利を目指して練習する時間は互いの意見や個性を認め合うことができ、協調性を身につける大切な経験となっています。特にダンスコンクールは伝統ある行事です。一人ひとりの意見や考えが反映され、教え合いながらクラスの作品に誇りを持って踊っています。発表の日を迎える時には、どのクラスも全員の気持ちが一つになり、緊張感のあるコンクールを開催しています。

保健では身体と心について学び、将来自分とその家族が健康に生活する基礎を学びます。

現代の若者が苦手とされるコミュニケーションを、実技を通して身につけ、心身共に健康で健全な女性を目指し学習しています。

家庭科

家庭科は、日々の生活の中での体験から、自分の生活を豊かにし、多様な人々と共に安心して暮らす力をつけていく教科です。

中学生は生活に役立つ小物を作成し、家庭生活の役割と食事のバランスや健康について学びます。住居では安全で快適な住まいについて学び、園芸ではハーブ等の栽培・調理を行います。

高校生は、衣食住の他に高齢者・社会福祉・ボランティア活動を学びます。思考力や洞察力を育てるためには、実践・体験の中で様々なことに気付かなければなりません。そこで、調理学実験ではレポートを課し、裁縫の授業では素材選びから作り方、仕上げまで、作品制作の過程を発表する機会を設けています。

希望者対象の日本文化体験講座では、着つけ・和楽器演奏・茶道・礼法などを学べます。滞在中の留学生と一緒に、それぞれの国の文化を紹介し合うことで、日本の文化を紹介できるようになり、将来国際社会で役立つ日本文化の知識が身につきます。

音楽

中学生は歌とアルトリコーダーを中心に演奏します。また3月に聖堂で合唱発表会があり、クラス合唱と学年合唱の2曲を発表します。練習はパートに分かれ生徒が中心となって譜読みを進めていくので、ピアノや音楽が得意な生徒が活躍出来る場面が沢山あります。1年の締めくくりとしてクラスの絆を確認し、学年全体が協力して歌う学年合唱は聴衆に感動を与えます。

また、中学1年生の授業では全員が和室で箏に触れる機会を作っています。中学2年生では聖堂にてパイプオルガンを実際に演奏し、楽器の仕組みや生のパイプオルガンの音を体感する授業があります。

高校ではより幅広い種類の音楽にチャレンジします。「選択者による音楽発表会」では、ジャンルや演奏スタイルは自由に、合奏やバンドなど得意な楽器や歌で仲間と共に演奏する喜びを体験します。高3では音楽関係の進路に進む生徒に対して楽典や聴音などの受験科目を中心とした授業を行います。

美術

中学校の美術では、3年間ゆっくりと時間をかけて「新しい自分を発見する」授業を展開していきます。技術指導とともに、生徒一人ひとりが持っている「感じる力」を引き出す事がドミニコの生徒に合った美術教育だと思うからです。特に1,2年では自画像や静物画、木工などにじっくりと取り組みます。美術の授業に於いて「タブー」は有りません。どこまででもチャレンジして良いのです。生徒達はそのことに喜びを感じ、新たな発見をするでしょう。

中学3年では、一人ひとりの創造性を重視し、高校での美術選択に繋げていきます。

高校生の美術選択者は毎年十数名おり、油彩を中心に一つのテーマを深く追求しています。美大志望者には適切な受験指導を行い、ここ数年は毎年現役合格者が出ています。

生徒達が美術の授業で培った豊かな創造力と発想力は、社会に出ても必ず役に立つ力となるでしょう。

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