第20回管弦楽部定期演奏会

 3月25日(土)に、第1体育館で第20回管弦楽部定期演奏会がありました。

 20回目の節目を迎える今回は、部長自ら「今までやった事がないこと」に挑戦することを掲げ、演奏だけではなく演出にも力を入れていました。オープニングはジャズナンバーの「Sing Sing Sing」。部長の演奏するドラムを舞台の中心に配置し、部員たちはダンスやパフォーマンスで演奏を盛り上げました。

 その後はクラシックから、ヴィヴァルディの四季より「春」、ラヴェルの「ボレロ」を演奏しました。少ない部員数ではありますが、その分ひとりひとりが自分のパートに責任をもつなかで、お互いを支え合い、曲を構成していました。

 休憩後はポップスから3曲(ドラゴンクエスト序曲、魔女の宅急便コレクション、ハナミズキ)を選びました。前半から引き続き、全曲指揮なしという難易度の高い状況下での演奏となりましたが、皆が熱心に曲を作り上げることに力を注いで演奏していました。

 最後に、この定期演奏会をもって引退する高校2年生の部長から挨拶がありました。実は今年度の高校2年生は部長1名のみでクラブをまとめ上げていました。その中でも、よりよい演奏とは何か、人を楽しませる演奏とは何かを考えながら、この日を迎えたとのことでした。そしてサプライズで、後輩たちから感謝の言葉と花束が贈られました。

 演奏会の最後は「ラデツキー行進曲」。手拍子の響くなか、会場が一体となって盛り上がるなか、演奏会は終了しました。

 当日は卒業したばかりのOGが、賛助出演者として参加したり、観客として後輩たちの活躍を見守ったりするなか、後輩たちの活躍を支えていました。コロナ禍終息の兆しのなか、これまで以上に学園生活を支えていくこととなる管弦楽部に、これからも期待したいと思います。

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