待降節

 11月の終わりから、昇降口ではクリスマスの飾り付けが始まります。

 キリスト教ではクリスマスの4つ前の日曜日から、イエス・キリストの誕生を待ち望み、準備する期間(待降節〔アドベント〕)が始まります。これにあわせて本校では、クリスマスツリーと馬小屋が昇降口に飾り付けられます。

 クリスマスツリーにはオーナメントとともに、折り紙でつくったリースが飾られています。このリースは各クラスで作ったもので、紙の裏側には、待降節のあいだに自分が実行することや人々や世界のための祈りが書かれています。ちなみにリースをひとつつくるためには、48枚のパーツが必要です。待降節前の空き時間をつかって生徒たちがつくり、各クラスの宗教委員がとりまとめて、このツリーに飾られます。

 また昇降口正面の聖母像横には、馬小屋での生誕の様子をあらわした人形が飾られています。飾り付けは校長先生の手になるものです。

 そして11月からは、朝礼で歌う聖歌も、「まきびと」「もろびとこぞりて」「あめのみつかいの」と、クリスマスを飾る歌が続きます。

 長い1年もまもなく終わりを迎えるのかと思いつつ、生徒も教員も、まずは目下の期末試験にむけて、鋭意努力を重ねます。

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