「卒業生インタビュー」石川一郎

[学校説明会後でしたが、ドミニコのためにと快くインタビューに応じてくださいました♪]

今日は、卒業生のインタビューです。52回生の松本さん。中高時代は管弦楽部に所属していました。小学校の頃から子役としてオペラの舞台に立ち続けた彼女は、現在音楽大学の4年生です。

松本さんには、聖ドミニコ学園の学びを話してもらうために、学校説明会に参加していただきました。
最初に、司会のE先生からの無茶ぶり(笑)で、いきなりアカペラでシューベルトの「野ばら」を歌ってくれました。圧巻の歌唱力で会場の皆さんはすっかり芸術鑑賞モードに。
説明会終了後、武蔵野音大の声楽科で学ぶ彼女の進路について聞いてみました。
テレビ番組の制作会社に進むということです。テレビ番組作りの仕事をする中で、機会があれば音楽番組にも取り組んでみたいとのこと。
話を聞くと、彼女の進路は比較的早くから考えられていました。幼少の頃からの芸術活動はもちろん大きいのですが、聖ドミニコ学園の小学校で合唱などの機会が多くあり、六年生の時の「ハレルヤコーラス」で指揮者に選ばれたことが大きな影響をもたらします。
そして、中学校に進み将来の夢を考える中で、音楽のサポートをするような生き方という選択肢に出会いました。
音楽の活動をする中で、演じている人を支える人の役割やその重要性に気がついたと。
こういったチームによって何かを作り上げる重要性は昨今話題になるようになりましたが、彼女はそれを中学生の時に自覚したのです。
そこにいたるには、聖ドミニコ学園の「少人数の女子校」という特性が少なからずあったようです。
同じ学年の生徒同士だけでなく、先輩や後輩との関係などにおいても、少人数だけに人間性がよくわかるし、一人が埋没することはありません。
中学生になって自我が目覚め、ぶつかる時期はありますが、その中でお互いの人間性への理解を深め、適切な距離感を学びます。
そこにカトリックの教えの一つである神様の愛に守られているという安心感があり、人にだんだん優しくなれるのではないかと話を聞いていて感じました。
「悩んでいる人を察して、声をかけられる」
この力こそが、聖ドミニコ学園で得られたもの。
なんだかとてもとても素敵な言葉で、あたたかい気持ちになることができました。
今後、心豊かに多くの喜びを周りに与えていくことでしょう。
そんな彼女にはまだまだ夢の続きもあると最後にサプライズな話も聞きましたよ。
それでは本年もよろしくお願いします
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