2019年03月01日
「ドミニコ学」石川一郎
![](/files/03_highschool/2018/%E3%83%88%E3%82%99%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B3%E5%AD%A6.jpg)
暖冬で春めいてきました。
学校もいよいよ卒業式、そして新入生を迎える時期となりました。
4月から聖ドミニコ学園は教育内容がバージョンアップしていきます。
その一つが、「ドミニコ学」が始まることです。
昨今、思考力や表現力の重要性が語られています。
ただ、重要性は語られるものの、具体的にはどんなものかは、わかりません。
そして、どうしたら身に付くかは、ほとんど語られることはありません。
「ドミニコ学」は、こういった疑問に答える授業なのです。
「考えて、表現する」
このプロセスを深掘りしてみます。
「考える」はどんな場面か?
課題が与えられた時だと思います。
課題を解決しようと頭が動き出します。
テストに出るのも課題、人間関係の悩みも課題、与えられた仕事も課題、家族を作っていく課題……
人生はずっと課題と付き合っていくと言えます。
課題が与えられた時に人はどうするのでしょうか?
頭の中にある引き出しから考えます。
引き出しにあるものは、それまでに学んだ知識や経験したことです。
知識は授業で得るものがベースではあると思います。
引き出しにあるものが足りないのであれば、
新たに本だったり、人だったり、最近ではネットから情報を得ようとするでしょう。
次の段階は、課題に対して答えを出そうとして、
引き出しにあるものを組み合わせていくことだと思います。
その場合、最も多いのは、言語化することだと思います。
(もちろん表現手段は多様です)
では、言語化する場合、何が必要か。
考えたことを表現に変換する語彙があるか、が最初の課題です。
言葉を知っていることは、とても大事です。
この語彙の部分がとても重要で、日常の授業で大いに獲得して欲しいと感じます。
話し言葉やツイッターではどうしても言葉は限られてしまいます。
そして、ここからが本題です!
長々とすいません。
語彙を獲得した後に必要となること。
それが、言葉を組み合わせること。
これがとても難しい。
何が難しいかというと、他の人にわかってもらえるようにしなければならないことです。
単純に言葉を並べるだけでなく
具体例をあげたり、データを引用。したり…などなどが必要です。
実は、この「言葉を組み合わせる」スキルを身につけること。
これが、今までの日本の教育では、取りあげられてこなかったのです。
このスキルを身に付けること、それが実は、「ドミニコ学」の狙いなのです。
今回は、ちょっとわかりにくくてすいません❗
そして言い訳的に付け加えますが
「考えて、表現する」を分けて書いてきましたが
実際は有機的につながっており、学びは分断されるものではないのです。
あ、また難しく・・・やめましょう(笑)
「言葉の組み合わせ」方を自分自身もっと学ばないといけないですね(笑)
ではまた