クリスマス発表会

 12月2日(木)に2階3クラス、3日(金)に1階3クラスのクリスマス発表会を行いました。今回も、感染予防を考慮して2日間に分散し、観客の保護者の方には学年ごとに入れ替わっていただく少人数制での形をとりました。

 まず、午前の部には年少児が「どうぶつの国からの贈り物」の劇をしました。これは、世界中の動物たちが、それぞれの好きな物を持ち寄り、素敵なクリスマスツリーを完成させるというお話です。子ども達は、きつね、ねずみ、はち、うさぎ、くま、ぶたという6つの動物に扮して登場しました。少し恥ずかしそうな子どもや、自分の立つ場所を行き過ぎてしまう子どももありましたが、とても大きな声で堂々と歌を歌い、台詞をいうことができていました。

 次に、年長児が「イエス様のご誕生」の聖劇をしました。初めに聖歌隊が手にロウソクを持ち、歌いながら入場して来ます。約2千年前に、マリアが大天使ガブリエルから受胎告知を受ける場面から始まり、ヨゼフ、博士、星の精、宿屋、羊飼い、天使が登場し、イエスキリストが誕生するまでの物語です。年長児は、厳かな雰囲気の中で、一人ずつ自分の役の台詞や振りを、精一杯演じていました。聖劇という物語をお客様にもわかりやすく観ていただけたことと思います。

 午後には 年中児の「かさじぞう」の劇をしました。これは、日本の昔話で、おじいさんが、売れ残った笠と自分の手ぬぐいを、雪の中のおじぞうさんにかぶせてあげ、おじぞうさんが、お返しの品をたくさん届けてくれるという心温まる内容です。年中児は、おじいさん、おばあさん、まちのひと、おじぞうさん役の衣装を着て、小道具を持ち、可愛らしく登場していました。場面ごとに変わる手描きの背景も見ものでした。子ども達は、普段の会話とは違う難しい台詞をよく覚え、できるだけ大きな声を出して表現する姿が見られました。

 発表会当日までは、限られた練習期間でしたが、それぞれの学年全員で一つの物語を作り上げることができました。保護者の皆さまから、たくさんの温かい拍手をいただき、子ども達は大変嬉しそうでした。

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