2020年07月13日
園長ブログ 7月
七夕を迎える前に大きな笹竹を用意しました。学園の敷地内にある竹林から切り取り、幼稚園玄関の高さに調整した2本の笹竹がまるで門のように子どもたちを出迎えてくれています。年中・年少さんは折り紙で作った飾りで笹を彩り、年長さんは短冊に気持ちを込めて文字にしてお願い事を書きました。本来、短冊へのお願いは自分の欲望ではなく、習い事や勉強などの物事の上達を願うものだそうです。子どもには特にそのようなことは伝えず自由に書いてもらいました。『○○屋さんになりたい』『アイスをいっぱい食べたい』という自分の夢をお願いする子もいれば、『おもちゃの夢をみたい』と、謙虚なお願いも見られましたが、一番多かったのは『みんなと一緒に○○したい』といったお願いでした。
幼稚園では新型コロナウイルス感染防止対策の一つとして全学年を2グループに分け、登園日が交互になる分散登園をお願いしています。縦割り保育で迎えているので、1クラスの中で3学年が一緒に活動しますが、クラス内の半分の子とはなかなか会えない毎日を過ごしています。少しでも早くお友だち全員がそろい、皆で過ごしたいという言葉は子どもたちの心からの願いなのだと私たち教師も強く感じています。6月末から、水曜日は教室外での活動を増やすことでできるだけ密にならない工夫をし、全員が登園できる日にしています。織姫様、彦星様のように1週間に1度しか会えないお友達と会えることを皆で喜び合っています。子どもたちの願いが届くことをこれからも幼稚園のみんなでお祈りします。