園長ブログ 4月

東京オリンピックで盛り上がることを日本中の人々が期待して始まった2020年ですが、予想もしていなかった状況となっています。なんとか幼稚園では3月14日に2019年度の卒園児を見送ることができました。例年では使用しない広い聖堂にて、短縮した形とはなりましたが全員揃って素敵な式を行えました。
しかし、4月、入園式も幼稚園生活もまだスタートが出来ていません。世界中が新型コロナウイルス感染拡大を恐れる中、子どもたちはどのような生活を送っているのでしょうか。感染しないための我慢、経済的な生活への不安とこの異常事態はまだまだ先が見えません。この異常事態が“当たり前”になるような長期化になってしまったら、そこから本来の日常“当たり前”が戻ってきたときにどのようなことが考えられるでしょうか。現状を乗り越えていく為、医療従事者の方々、ライフライン維持の為に必要な職業の方々が自分以外の人々の為にお仕事を継続してくれています。幼稚園は、子どもと共に自粛して生活を送らせていただいていますが、現状が及ぼす子どもへの影響を想像し、子どもたちを迎えられる状況になったときに明るく、未来への希望が育つ環境を作れるように準備をしていきます。
幼児にはネット環境を利用した配信などのやりとりはどうしても一方通行になってしまいます。やはり、人間として実際に触れ合い、会話をし、全身で関わることが必要です。集団の中で自分という存在を知り、周りの人と関わるという初めての社会生活を体験する大切な幼児期ですが、今は各ご家庭で安全を優先しながら健康的な生活の為の工夫や努力をしてください。
世界が新型コロナウイルスに打ち勝ち、楽しい幼稚園生活を送れる日が来ることを願ってお祈りし、皆で協力していきましょう。
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