園長ブログ

  行事の多い二学期も、はや半ばを超えました。行事ごとの子どもの成長は見事なものです。保護者の皆さまの全面的なバックアップに支えられ、先生がたの指導のもと、可能性は現実に変り、「できた」ことに達成感を味わい、自信を持って成長します。

 一見、何の関連もないように見えることが、実は全部つながっています。子どもは遊びの天才ですが、夢中になって遊びながら虫の生態を覚え、友達と協力すること、譲り合うことを覚え、上手な身のこなしを体得します。このようにして身につけたものは忘れません。

あるとき、通りすがりにラジオ放送で、ある数学者が、「私は数学を専門にやりたいと思ったので、まず二年間、本を読んだ」とおっしゃっているのが聞こえてきました。「なぜですか?」「そうしないと創造力(想像力?多分両方でしょう)が広がらないから。」もっと身近に、「私はまず二年間本を読んだ。」とおっしゃる実業家の話を聞いたこともあります。

 子どもたちが、「なぜ?」、「どうしてですか?」と聞いてくることに、真正面から答えてあげたいと思っています。わからなかったら「調べてくるわね」と後日を約束します。私はそこまでしかできませんが、この子どもはそれをある日、創造のバネにするかも知れません。

 間もなく七五三の感謝の祝いがきます。これも子どもたちにとって自分の成長を確認する大切な行事です。実は大人の私たちも一分、一秒とて同じではありません。刻々と体も心も変化し続けます。日々、新しい私が新しい子どもと出会い、共に成長する二学期となりますように!

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