2017年07月14日
お泊まり保育
夏の訪れを身体中で感じられる暑さの中、7月10日・11日の２日間で、年長児のお泊まり保育が行われました。この日を待ちに待っていた年長児ですが、いざお家の方と離れるとなると不安と緊張から表情の硬い子ども達もいました。しかしみんなで集まり、マリア様の前で「がんばるぞ、おーっ！」と気合を入れたことで、気持ちが切り替わり、笑顔あふれるスタートとなりました。
1日目は、まず持ってきた荷物の整理を行います。自分だけの力で確認しながら荷ほどきする姿は、立派に成長した年長さんならではの時間でした。その後は近くのスーパーまでお買い物に行きました。グループごとに財布を持ち、自分の分担をつぶやきながら、お店の中を探し回り、品物を大事に抱えながら幼稚園に戻りました。カレー作りでも固い野菜に奮闘しながら、上手に野菜を切り分けました。6月の「じゃがいもほり」で、自分達で掘ってきたじゃがいもも入れて、「おいしくなぁれ！」の掛け声の中、大きい木ベラで懸命にお鍋をかき混ぜました。力を合わせて作ったカレーは、おかわりの人が続出するほど大満足のおいしさでした。他にも、高校生のお姉さんたちに優しく励まされながらオリエンテーリングをしたり、夜にはみんなで入れる大きなお風呂で気持ちよく汗を流したり、美しく燃え上がる炎の周りでキャンプファイヤーをしながら、ゲームをしたり、踊りを踊ったりと、楽しい時間の連続でした。最後には一人一つ灯のともったキャンドルをマリア様にお捧げするキャンドルサービスの時間を持ち、1日を守ってくださった神様へ感謝の気持ちを持って眠りにつきました。
2日目は、お祈りとラジオ体操から始まり、1学期最後の体操を広い体育館で行いました。また学園祭のための制作や外遊びもして、元気に過ごすことができました。最後の荷物整理の時には、「もっと泊まりたい！」「もう一回やりたい！」という声や「そろそろお家の人のことが心配になってきたからね。」という可愛らしい感想が聞こえてきました。
1泊2日、年長児にとっては非常に長い、大きな挑戦の1日でした。その中で、たくさんの輝く思い出がそれぞれの心に刻まれたことでしょう。この経験を大切にして、これからの生活でも、色々なことを楽しみ、挑戦していってくれることを願っています。