親子星空キャンプ開催☆

3月4日(土)~5日(日)にかけて、千葉県の君津亀山青少年自然の家で「親子星空キャンプ」を開催しました。このキャンプは、千葉自然学校と聖ドミニコ学園小学校がタイアップした初めての企画です。秋から準備を進めてきました。

一日目 

まずは東京駅のバスターミナルに集合です。現地に直接車で向かった参加者もいましたが、バスターミナルに集まったメンバーは親子で、または友達同士で貸し切バスに着席し、君津を目指します。車内の会話がとても弾んでいて、キャンプを楽しみにしているワクワク感が伝わってきました。9時に東京駅を出発して11時に到着。バス停からは、青少年自然の家の「きみかめ号」に乗って現地に向かいました。

  

 施設に到着したら、まずはみんなで昼食。活動班に分かれて、家から持ってきたり、駅で買ったりしたお弁当を食べました。その後、施設の方に自己紹介をしていただき、施設の使い方も説明していただきました。二日間お世話になるスタッフはシュレック、黒さん、うつぼん、シリウス、しずく、りんりんの6名。スタッフのことは、キャンプネームで呼ぶのがルールです。

  

 準備ができたら、いよいよ秘密基地づくりに向けて出発。広場に移動し、活動班のメンバーで協力し合って秘密基地を作りました。材料は、束ねてある三本の竹、シーツ、落ち葉、丸太などです。シーツに絵を描いたり、丸太で机や椅子を作ったり、なかにはおしゃれなハンガー、帽子かけを作ったグループもありました。それぞれ個性的な秘密基地が完成!早く作り終わったグループは、芝すべりも楽しみました。

  

  

 夕方からは「カオマンガイ」というタイのチキンライスを作りました。調理担当者が飯盒の中にお米と鶏肉を入れて一緒に炊きます。かまど担当者は、まき割をするところからがんばりました。できあがった飯盒の中からとても良い香りがします。カオマンガイができあがるタイミングで、施設の方がチーズとウインナーの燻製を作ってくれたり、スープ作りをしてくれたりしました。デザートのプリンとあわせて、とても豪華でおいしい晩ご飯が完成!みんなで楽しく、おいしくいただきました。

  

    

  

おいしいご飯を食べた後は、お待ちかねの星空観察会。まずはプラネタリウムに移動して、この時期に見える星座を解説してもらいました。冬の大三角に冬のダイヤモンド。冬は美しい星空を観察することができます。その後は屋上に移動し、本物の星空を見ました。この日は冬の大三角をはじめ、美しい星々が綺麗に見えました。スタッフのシリウスが持ってきてくれた天体望遠鏡を使って見た月のクレーターもとても綺麗でした。

  

星空観察会の途中で、星空以外にも地上でピカピカ光っているものを見つけて気にしている参加者がいました。「あの地面の青い光は何ですか?」と質問してきた子どもが何人かいます。これはスタッフの粋な計らいで、昼間参加者が作った秘密基地をライトアップしている光です。実際に広場に行くと、自分たちが作った秘密基地が美しく輝いています。思わずみんなで見とれてしまいました。素敵な思い出を残しつつ、一日目のプロジェクトはすべて終了です。この後はお風呂に入ったり、お友達とおしゃべりをしたり、就寝時間の夜10時までそれぞれの部屋で楽しい時間を過ごしました。

二日目

君津亀山青少年自然の家は、朝6時30分にオープンします。昨晩スタッフのシリウスから参加者に向けて「朝散歩をしながらバードウォッチングしませんか?」という呼びかけがありました。自由参加の散歩ですが、20名近くが参加し、早朝の爽やかな風が吹き抜ける森の中を散策しました。途中、シカの足跡を見つけたり、シジュウカラやトンビが飛ぶ姿を見かけたり、気持ちよく自然と触れ合う体験をしました。

  7時30分には全員が食堂に集合し、朝ご飯をいただきます。焼き魚のおいしい定食をいただいた後は、部屋の片づけをして、広場に集合しました。昨日それぞれのグループが作った秘密基地の発表会をします。どれも素敵な秘密基地で、ずっと残しておきたい気持ちもありつつ、発表会が終わった後は次の参加者のために撤収作業をします。重たい丸太を転がしたり、貸し出し用のノコギリやペンを集めて返却したり、みんなで力を合わせて秘密基地を片付けました。

  

広場がきれいになった後は、創作室に集合して最後のビッグイベント、ドラム缶を使ったピザ作りに挑戦です。調理グループ、まき割グループに分かれて活動スタート。調理グループは、まずはスタッフのうつぼんにピザの作り方を教わります。生地をこねるところから始めて、プチトマト、ソーセージ、ピーマンをカットしつつ生地の熟成を待ちます。その後、でき上がった生地を薄く延ばして、カットした食材、チーズ、トマトソースを乗せ、オリーブオイルを塗って完成させました。同じ材料でも、カットの仕方、食材の載せ方にグループごとの個性が出て面白いですね。まき割グループは、用意したまきをスープ用のかまど、ピザ用のドラム缶に入れて火をつけます。せっかく作ったピザに炭が付かないよう気をつけて焼きました。とろけたチーズが食欲をそそります。

  

  

 どのグループも特大サイズのピザを2枚作りました。焼き上がる度に歓声が上がります。自分たちで作ったピザの味は格別でした。昼食の後、解散時間の13:40まで少し時間があったので、最後の外遊び。鬼ごっこをしたり、芝すべりをしたり、友達と一緒に外に出て全力で遊びました。

  

  

 その後、解散式をする時間をむかえました。楽しい時間はあっという間に過ぎます。みんなで大部屋に集まって、キャンプに参加しての感想を伝えあいました。「まだまだみんなと一緒にいたい」、「このままキャンプを続けたい」、「次のキャンプも必ず参加する」、そんな感想が寄せられました。この後は現地で解散するグループと、東京駅まで高速バスで移動するグループに分かれ、それぞれの帰路につきました。

 初めてのキャンプ企画は大きなトラブルもなく、すべてのプログラムを実施することができ、大成功でした。受け入れ先の君亀山青少年自然の家のスタッフの方々、企画を一緒に考えてくれた千葉自然学校のスタッフの方々、子どもたちが楽しめるよう一緒にキャンプに参加してくれた保護者の皆様、関わる全ての方々に感謝です。

次回のキャンプは2週間後の3月18日~19日に開催されます。さらに来年度は、千葉自然学校が主催する別のキャンプも計画されています。昆虫を捕まえたり、標本を作ったりする昆虫キャンプ、シュノーケリングで海の中を泳ぐ岬アドベンチャーキャンプ、川の中に入って生き物を探す川遊キャンプなど、楽しいイベント盛りだくさんです。来年度はどんな体験をすることができるか、今からとても楽しみです。

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