憧れが夢への第一歩(男児ラグビー)

菅平でのラグビー合宿を終えて、久しぶりに男児一同が学園のグラウンドに集結しました。

 

今日は幼稚園に通う可愛いらしいゲストを招待して、園児体験ラグビーが行われます。さらに、スペシャルなゲストが子どもたちのために駆けつけてくれました。

ジャパンラグビートップリーグに所属する東京サントリーサンゴリアスの現役プレイヤー尾崎晟也選手(現日本代表)、呉季依典選手、小林賢太選手、そして本校の卒業生である大越元気選手の4名です。筋肉モリモリ現役ラガーマンを目の当たりにした子どもたちは大興奮です!

 

 

まずは4人のプロ選手たちと一緒にみんなでウォーミングアップです。大勢のゲストをお迎えしての練習スタート。自然に声が出て気持ちが高まります。園児もお兄さんたちを見ながら元気よく体を動かし張り切ります。

 

その後は早速園児たちの体験ラグビーが始まりました。5,6年生たちと一緒に鬼ごっこをしてグラウンドを走り回ります。両手でボールを掴んで追いかけるお兄さんたちをスルリと交わし、すばしっこい動きを見せながら御弄しています。園児たちのこの動きは見事でした!

 

初めてラグビーボールに触ったのは、パスを出してもらったとき。至近距離からでしたが、みんな見事上手にキャッチ!思ったより大きくて硬かったそうです。でもすぐにボールの感触には慣れたようす。それは不規則に動く楕円のボールから目を離さず、真剣な顔つきで一生懸命だったからです。

 

もてる力を振り絞ったのは、お兄さんからボールを奪う練習。額に汗をにじませながら体重を掛けながら挑みました。うまくボールを奪えたあとは、今度は絶対に捕られない。懸命に守ります。園児たちの子の執念には、おにいさんたち思わず苦笑い。降参してしまいました。

 

最後は大切にボールを抱えながらフィールドを全力で走り抜け、全員がトライを決めました。

 

お別れの際は、手作りのラグビーメダルを一人ひとり首にかけてもらいました。「僕もいつかお兄さんたちみたいに速く走ってボールを遠くまで投げたいな・・・」そんな気持ちになったかどうかは分かりませんが、もらったメダルを大切そうにじっと見つめていました。

 

園児体験ラグビーが終わると、5,6年生のもとにサントリーサンゴリアの選手たちが駆けつけてくれました。それにしてもプロの選手のプレーは美しくて素晴らしい!!スピードに加えてあらゆるプレー正確さ。柔らかな動きに力強さ。全てのそんなプレーを目の前で見て学べる子どもたちは幸せ過ぎです!

 

基本をしっかり教えてもらいながらみんなで声を出し合いボールに集中。失敗しても選手からのアドバイスが、必ずステップアップにつながるような気がして前向きになれます。

 

あっという間の時間でした。それでもこの日の体験は素晴らしい学びとなりました。プロ選手と一緒にプレーできた貴重な経験は大きな自信につながります。「僕も必ずいつかこんな力強いラグビー選手になりたい・・・」グッと胸に込み上げた憧れは、夢への第一歩!!子どもたちの表情には流れる汗の他にもう一つの輝きが眩しく感じられました。

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