希望をもち続けたあの日・・・

1026日(火)34校時、聖堂で、国語の教科書に載っている「フリードルとテレジンの小さな画家たち」の著者の野村路子先生の講演会が行われました。

 

本来なら、もっと早い時期に取り組む教材でしたが、全員登校になるのを待って全員でしっかりと読んでいきたいと考えていました。

 第2次世界大戦中に、テレジン収容所で過酷な生活を強いられた子どもたちに、画家のフリードルが子どもたちに絵の教室を開き、「明日はいい日になる」と子どもたちに生きる希望を持たせ、絵に名前を書かせることでかけがえのない存在だということを教え、子どもたちが生きた証を残すことを命がけで行った女性教師の話です。

 

野村先生は、今では90歳を超えている当時のわずかに生き残った子どもたちに、その頃の生活や絵への想いをインタビューしたことなど、教科書には書かれていないたくさんのエピソードを話してくださいました。

 

6年生は、1時間近い講演時間だったにも関わらず、どの子も真剣に聞き、話に引き込まれていました。そして最後には質問がいくつも出ました。また、収容所の苦しく辛い子どもたちに心を寄せるだけでなく、野村先生が長い時間をかけ苦労をして取材を続け、一人でも多くの人に語り継いでいきたいという強い思いも子どもたちにしっかり伝わっていました。

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