【聖堂朝礼】聖歌のばらのにおう

 みなさん、マリア様は知っていますね。

マリア様はイエス様のお母様です。そして526日はマリア祭があります。

今聖歌でいろいろなマリア様の歌を歌っています。今週は「あめのきさき」先週は「しあわせなかたマリア」を歌いました。来週の聖歌は「野ばらのにおう」です。歌詞を覚えていますか。1年生はまだ知らないかもしれません。

 

野ばらの匂う ルルドの岩屋

ファティマの丘の 楡(にれ)の林に

現れましし み母のみ手に

揺らぎかかれる ロザリオの珠

 

 少し言葉が難しいところがありますね。

「野ばらの香りがするルルドの岩場の洞窟に、そしてファティマの丘の楡(にれ)の林の中にあらわれたマリア様の手にかけられたはロザリオが揺れていた」という内容の歌です。

 ルルドというのはフランスにある町、そしてファティマはポルトガルという国にある街です。今から160年ほど前に、ルルドで少女ベルナデッタの前にマリア様があらわれ、そして100年ほど前にファティマでルシア、フランシスコ、ジャシンタら3人の子供の前にマリア様があらわれました。

この歌詞の中にはマリア様と言う言葉は書かれていませんが、「み母」という言葉とロザリオを持つ姿でマリア様と分かります。

 どちらの場合も、何度も少年や少女の前にマリア様があらわれ、ロザリオの祈りを唱えるようにつたえられたり、何もないところから水が湧き出て、それを飲むと病気が治ったりしました。いまもそこは泉となって、聖堂が建てられ、多くの人が訪れて、お祈りをしています。

聖堂の入り口のところにマリア様がいらっしゃいますね。そのマリア様はルルドのマリア様に似せて作られたものです。マリア様の周りは岩で囲まれていますね。それが岩屋を表しています。

 マリア様は身も心も神様におささげして、神様のために生きていらっしゃいました。その姿は私たちの見本となる生き方です。そして神の国に行かれてからは、私たちの望みを神様にお願いしてくださる方となられました。

今、みなさんは自分の目標やマリア様とのお約束を毎日行っていますね。そして、花を1本ずつ束ねて美しい花束になるように、霊的花束として、それを毎日の努力を積み重ねています。この5月はマリア様のような美しい心で過ごし、みんなで心を合わせてマリア祭を迎えましょう。

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