【聖堂朝礼】1年生はじめての聖堂朝礼

 ここは聖堂、普段はお御堂と言っています。お御堂は、お祈りをする場所です。ここでは静かに、心の中で神様とお話する場所です。

ですから、みんなが入ってくる時に、お兄さんやお姉さんたちは静かにお祈りして待っていたでしょう。みんなもお祈りをしている人の邪魔にならないように静かに、入って来ましょう。今日はとても上手に入ってくる事が出来ましたね。

 正面の真ん中にあるのは赤ちゃんのイエス様を抱いたマリア様とお祈りしている聖ドミニコの絵が描かれています。この絵をステンドグラスと言います。ステンドグラスというのは色のついたガラスを金属の縁で止めて、絵にしたものです。光が透けて、影と光の色がくっきりと浮かび上がってとても綺麗ですね。周りにあるステンドグラスの絵は聖ドミニコの一生が描かれています。

その話はまたいつかにしましょう。

 左にあるのは十字架です。この十字架にはイエス様が描かれています。先週お話した、はりつけにされ、亡くなった3日後に弟子たちの前に、ご復活され、数日を弟子たちと過ごして、その後「天国はもう開かれたので大丈夫ですよ」と天に昇っていくイエス様の姿です。他の場所には十字架は、教室にあるように、はりつけにされたイエス様の像になっています。

 そしてこの赤いランプのところには、いつもイエスさまがいらっしゃいます。 この聖堂の中で一番大切なところです。 ごせいひつと言います。覚えておいてくださいね。

 さて、みなさんがよく挨拶をしてくれるのがとてもうれしいです。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」とマスクをしていますが、元気よく笑顔で言ってくれるのがよく伝わってきます。ではあいさつには、どんな意味があるか考えてください。

挨拶をしないとどんな気持ちになるでしょう。お友達があいさつを返してくれないとどう思いますか。「自分は嫌われているのかな」「何か悪いことをしてしまったのかな」「具合が悪いのかな」といろいろと想像しますね。挨拶をしないことでも、相手にいろいろなことが伝わっています。また「おはよう」と目を見ないで言われるとどう思うでしょう。これもまたいろいろと想像してしまいます。相手を大切に思って、目を見て、笑顔で、元気よく「おはよう」と言うと、どう伝わるでしょう。

 わたしは、目を見て、笑顔で、元気よく「おはよう」「おはようございます」といわれることが一番好きです。皆さんはどう思いますか。

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