学校長ブログ

　聖ドミニコ学園小学校はキリスト教の学校です。キリスト教はイエス・キリストという方が神様の子としてお生まれになり、神様の愛や人の正しい生き方を教えてくださったことを世界中に伝えています。イエス様はその教えを多くの人に伝えながら、行く先々で、苦しんでいる人や困っている人たちを助けていきました。しかし最後は十字架に磔にされ、ご自身の命を捧げて、最初の人間であるアダムとエワからずっと人間が背負ってきた罪を取り去ってくださいました。そして罪は永遠にゆるされ、私たちは天国に入ることができるようになりました。そして3日後にイエス様はご復活し、弟子たちは本当にイエス様が神様だと分かります。そして弟子たちは世界中にイエス様の教えであるキリスト教を広めていきました。このことをお祝いする行事が復活祭です。「イースター」とも言われているこの復活祭はキリスト教の中で一番大事な行事です。今年は今週の日曜日の４月１７日です。今日は聖木曜日、イエス様が弟子たちと最後のお食事をしたことを記念する日です。明日聖金曜日はイエス様が十字架にかけられなくなったことを記念する日です。

　「復活祭」「イースター」と聞くとみなさんはイースターエッグやイースターバニーなどを思い浮かべるかもしれません。卵は新しい命、誕生を思い浮かべますね。ウサギはたくさん子どもを産むので、繁栄、つまり未来へのつながりや増えていき栄えることを表しています。卵に絵や色をぬって飾ったり、卵を隠して見つけるエッグハントをする国もあります。楽しみながら、イエス様のご復活をお祝しているのですね。復活は、卵から命が生まれるように、また新しい自分に生まれ変わることと重ね合わせることができます。新しい年度になり、みなさんも新たな気持ちになって、新しい人としてスタートしてみましょう。

　イエス様は「隣人を自分のように愛しなさい」とおっしゃいました。

キリスト教は簡単に言うと「友だちと仲良くしましょう。仲間はずれもいじめもないように、そして困っている人や苦しんでいる人がいたら、真っ先に助けてあげましょう。」という教えです。

復活祭に向けて、皆さん一人ひとりが、よく考えてみてください。

良い復活祭を迎えらますように。