2022年度卒業生受験報告会

 3月17日(金)にカタリナ棟ホールにて2022年度卒業生(第59回生)による受験報告会がありました。近年はビデオ形式でしたが、今年度は対面にて実施し、高校2年生だけではなく高校1年生や中学3年生も参加しました。

 今回報告会で発表したのは、5人の卒業生でした(文系4名【立教大・青山学院大・慶應義塾大・上智大(推薦)】、理系1名【東京慈恵会医大】)。先週卒業式を終えたばかりですが、その姿にはすでにOGとしての風格がありました。

 報告会では、まず進学先の紹介ののち、受験勉強で使用した参考書や学習方法、時間の使い方や具体的なスケジュールの立て方について説明がありました。興味深いのは、それぞれの卒業生が自分なりの学習方法を確立していたということでした。学習方法の管理については、アプリを使って学習時間を記録したり、問題演習を徹底的に繰り返すという人もいれば、スケジュールに縛られずに自分のその時の状況にあわせて学習をすすめることで、量だけではなく質を重視するという人もいました。自分で納得し、かつ成果につなげることのできる方法をいかに早い段階で確立していくかということが重要であると感じました。

 また受験勉強にあたって、まずは日常の学習をおろそかにしないことを心がけていたという声もありました。そして、クラブ活動などとの両立は大変であったけれども、そうした経験が受験勉強をすすめていくにあたっても大いに役立ったということでした。不安になったり弱気になったりしたときでも、まずは今できることに取り組み、つねにポジティブに状況に向き合うことが大切であるということを、実際の経験を踏まえて力強く話していました。

 さらに入試当日に心がけていたことや注意すべきこと、推薦等で準備しなければならない書類の注意点など、経験者ならではの貴重な意見も示していました。その意見の一つ一つが、後輩たちの未来への道標となっていくでしょう。

 報告会終了後は、それぞれの卒業生のもとに多くの出席者が質問をしていました。卒業生たちも時間の許す限りそれに答えていました。

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