11月聖堂朝礼

 117日に聖堂朝礼がありました。先月の聖堂朝礼から一層秋が深まった清冽な空気のなか、生徒たちはブレザー(正装)に身を包んで聖堂に入堂しました。

 今回も感染予防の観点から聖歌は歌わず、またお祈りも小さな声で唱えました。しかし昨年11月に約2年ぶりの聖堂朝礼をようやく開催できたことを思えば、例年通りにこうして聖堂朝礼の機会を得たことのなかに日常の重みやありがたみを感じるところです。

 聖書朗読では、『新約聖書』ルカによる福音第1025節〜37節(「善いサマリア人」)を代表生徒が朗読しました。校長先生は講話をつうじて朗読箇所の「隣人とはだれか」という部分にふれ、隣人になるとはどういうことか、そして誰の隣人となっていくのか、相手も自分と同じように大事な存在であると考えていくことの大切さを述べました。また今月は聖書週間があることから、聖書をつうじて本校の教育理念である「真理を求め自由に生きる」ということの意味を改めて考えていってほしいという話がありました。

 その後黙想ののち、中学・高校代表生徒による共同祈願がありました。これから進路にむけて重要な時期を迎える高校3年生に向けて、また戦災による難民・避難民の方々に向けて、それぞれ祈りを捧げました。

 今週末にはダンスコンクールが控え、その後期末試験、そしてクリスマスミサと、残暑のなか始まった2学期も締めくくりを迎えます。慌ただしい日々ではありますが、いろいろな人たちとの協力を忘れずに、一歩一歩前に進んでいってほしいと思います。

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