「ゼロ・エミッション」石川一郎

桜も満開。

卒業式と入学式のはざま。
学校ではなかなか春休みはせわしく
教員は休みをとりきれない時期ではあります。
世の中をみると話題は新元号。
いよいよ来週月曜日に発表です。
昭和、平成を生き抜いて来たことを振り返ると
昭和は右肩上がりの時代
平成は次の時代を模索していた移行期だったのかな、なんて思ったりします。
次の元号はどんな時代なのか。
SDGSが最近教育現場でも取り上げられています。
SDGSとは
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
国連サミットで採択された2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
SDGSがどのくらいジブンゴトになるのか、コミットしなければならないのか、若年層ほど向き合わないといけない課題であることは間違いありません。
ということは、教育現場の責任は大です。
さて、SDGSですが、実は教育現場で扱うのはとても難しいものです。
どこが難しいのか?
それは「正解のない問い」そのものだからです。
掲げられている目標に向かって具体的に何をするのか、利害関係が複雑に絡まりあって単純に「~べき」で解決しない問題ばかりです。
「エコ」をしよう、なら「~を」
確かにそれは一つの動きですが、それで本当に解決するわけではない。
「ゼロエミッション」
という考え方があります。環境を悪化させる排出物をゼロにするという考え方です。
これは一大プロジェクトであり、絶対に達成しなければならないことです。
積み上げて解決を図るのも大事です。
しかし、そんな次元を突き抜けて考えることが必要と考えます。
ゴールを必ず達成する。
複雑だからこそやってみる。
「他者のために」
というならば、とことんゼロエミッションのような問題にコミットする。
次の時代は、地球規模の課題にコミットすることが一人ひとりに求められていると思います。
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