「ドミニコ学」石川一郎

暖冬で春めいてきました。
学校もいよいよ卒業式、そして新入生を迎える時期となりました。
4月から聖ドミニコ学園は教育内容がバージョンアップしていきます。
その一つが、「ドミニコ学」が始まることです。
昨今、思考力や表現力の重要性が語られています。
ただ、重要性は語られるものの、具体的にはどんなものかは、わかりません。
そして、どうしたら身に付くかは、ほとんど語られることはありません。
「ドミニコ学」は、こういった疑問に答える授業なのです。
「考えて、表現する」
このプロセスを深掘りしてみます。
「考える」はどんな場面か?
課題が与えられた時だと思います。
課題を解決しようと頭が動き出します。
テストに出るのも課題、人間関係の悩みも課題、与えられた仕事も課題、家族を作っていく課題……
人生はずっと課題と付き合っていくと言えます。
課題が与えられた時に人はどうするのでしょうか?
頭の中にある引き出しから考えます。
引き出しにあるものは、それまでに学んだ知識や経験したことです。
知識は授業で得るものがベースではあると思います。
引き出しにあるものが足りないのであれば、
新たに本だったり、人だったり、最近ではネットから情報を得ようとするでしょう。
次の段階は、課題に対して答えを出そうとして、
引き出しにあるものを組み合わせていくことだと思います。
その場合、最も多いのは、言語化することだと思います。
(もちろん表現手段は多様です)
では、言語化する場合、何が必要か。
考えたことを表現に変換する語彙があるか、が最初の課題です。
言葉を知っていることは、とても大事です。
この語彙の部分がとても重要で、日常の授業で大いに獲得して欲しいと感じます。
話し言葉やツイッターではどうしても言葉は限られてしまいます。
そして、ここからが本題です!
長々とすいません。
語彙を獲得した後に必要となること。
それが、言葉を組み合わせること。
これがとても難しい。
何が難しいかというと、他の人にわかってもらえるようにしなければならないことです。
単純に言葉を並べるだけでなく
具体例をあげたり、データを引用。したり…などなどが必要です。
実は、この「言葉を組み合わせる」スキルを身につけること。
これが、今までの日本の教育では、取りあげられてこなかったのです。
このスキルを身に付けること、それが実は、「ドミニコ学」の狙いなのです。
今回は、ちょっとわかりにくくてすいません❗
そして言い訳的に付け加えますが
「考えて、表現する」を分けて書いてきましたが
実際は有機的につながっており、学びは分断されるものではないのです。
あ、また難しく・・・やめましょう(笑)
「言葉の組み合わせ」方を自分自身もっと学ばないといけないですね(笑)
ではまた
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