【聖堂朝礼】分かち合う心

 この間の日曜日12月3日は待降節、イエス様のお誕生日を待ち望む期間の最初の日、待降節第一の主日でした。その待降節の間はイエス様を迎えるためにわたしたちは心の準備をして待ちます。前回の放送朝礼でも説明しました。

学園では、123日アドベントの集いを行いました。参加してくれた人もいましたね。アドベントキャンドルに火がともされ、その火を移したキャンドルを皆で行列を作って祭壇に捧げました。アドベントキャンドルは4本立てます。

 1本目のキャンドルは「預言のキャンドル」と呼ばれ、「希望」を表しています。イエス様は聖書の預言の通りに救い主としてお生まれになったわたしたちの希望だからです。

 2本目のキャンドルは「天使のキャンドル」と呼ばれ、「平和」を表しています。イエス様がお生まれになることを知らせたのは天使でした。

 3本目のキャンドルは「羊飼いのキャンドル」と呼ばれ、「喜び」を表しています。イエス様の御降誕が最初に告げられたのは羊飼いたちです。羊飼いたちは飼い葉桶に寝かされている幼子のイエス様を見つけ、喜びに満たされました。

4本目のキャンドルは「ベツレヘムのキャンドル」と呼ばれ、「愛」を表しています。それは神の愛の現れであるイエス様が生まれた場所がユダヤのベツレヘムでした。

1番目と2番目、3番目のキャンドルの色は紫色です。 悔い改めと断食を象徴しています 紫は王子の色でもあるそうです。日本でも昔、位の高い人が着ていた着物は紫でしたね。

 3本目のキャンドルの色はピンクやバラ色で、 喜びや喜びを表しています。このアドベントキャンドルは職員室の前に置いていますので、見てください。

 

 さて、12月の生活目標は「分かち合う心  進んで他の人の力になりましょう」です。「分かち合う」とは、みんなと楽しいことや苦しいことを一緒に感じとることです。楽しい気持ちを分け合うとみんなが温かい気持ちになりますね。苦しい心を分かり合うと助けてあげたいと思うでしょう。そう思える心は素晴らしいですね。そして心の中で思うだけでなく、実際に行動できる人はもっと素敵です。

 皆さんはこれから、イエスさまをお迎えするために「霊的花束」を毎日つけていますね。一人ひとりが、分かち合う心で、誰かのために自分の心と体を使う目標を立てた人もいると思います。

イエスさまはすべての人たちのために、ご自分の心と体を最後まで使い切りました。そのイエスさまを慕って生きた聖ドミニコも、ご自分の心と体を最後まで使い切りました。

今、私たちができることを自分なりに考え、目標を立てて行動すること。それは、イエスさまがお喜びになることです。遠くで困っている人を思いやることもいいでしょう。身近な人への思いやりを行動に移すこともいいでしょう。クリスマスのお祝いの日まで、皆さん一人ひとり、はっきりと目標を立て、実際に行動して、イエスさまをお迎えできるように準備しましょう。

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