【聖堂朝礼】一致協力

朝や夕方はすっかり涼しくなりました。急な気温の変化に体が追い付かなくて、体調を崩している人がいます。汗をかいた後や夜寝るときなども急に体温が下がりますから、汗をよく拭いたり、寝るときはしっかり着たりして、風邪をひかないよう気を付けましょう。またインフルエンザも流行っていますので、手洗いやうがいなども心がけて過ごしましょう。

さて、10月になりました。みなさんの教室の生活目標が変わっていると思いますが、生活目標は何でしょうか。「一致協力」です。壱・二年生には少し難しいかもしれません。

「一致協力」とは、みんなが心を一つにして、協力して、力を合わせることです。

そして「一致」というのは、みんなの考えや気持ちが一つになることです。そして「協力」は、みんなの力を合わせたり、助け合ったりすることです。だから、「一致協力」は、一人ひとりが自分の力を出し、みんなで気持ちをひとつにしてお互いに力を合わせ、助け合いながら、最後まで頑張ることです。

 

1021()運動会があります。

今、学年競技やダンスなど、毎日忙しく練習していることと思います。走ることは一人ひとりの努力ですが、リレーやダンス、学年での競技はみんなと力を合わせて行わなければうまくいきません。一致協力が必要です。みなさんは、もう一度、今みんなで行っている練習が何のためにやっているのかを思い出し、どうしたら目的をかなえることができるかを考えてみましょう。残り僅かな時間しかありませんが、みんなの心を一つにしなければ目標をかなえることができません。心を一つにするために何が必要なのか、目標をかなえるために自分に何ができるのかを考えて、練習に取り組んで欲しいと思います。途中であきらめず最後まで頑張ることは難しいことです。でもみなさんは一人ではありません。友だち同士助け合うことで、協力し合うことで、できなかったことができるようになったり、つまづいていたことが乗り越えられるようになったりします。互いに助け合う気持ちが大切で、一緒に乗り越えて一緒に喜び合うことが素晴らしいことなのです。運動会の競技中だけでなく、今行っている練習でも同じことが言えます。もし、友だちが、何度やってもうまくいかない時に皆さんはどうしますか。

「ちゃんとやって」とか「なにやってんの」と友だちに自分の不満を言うことで、友だちはうまくやれるようになるでしょうか。ますます緊張して自分の力を出すことができなくなると思います。では、どうしたらいいでしょう。

イエス様が教えてくれています。「人にしてもらいたいことは何でも、人にしなさい」

自分がその人の気持ちになって、自分がうまくいかない時、自分だったらどんなふうに人に言葉をかけてほしいか、どんなふうにされたいかを考えて、それをその人にしてあげてください。

 

みんなと助け合い、最後まであきらめないでください。必ず、みんなのために自分の力を発揮できる機会があります。一人ひとりがチャレンジしてください。そしてイエスさまの言葉を思い出しながら、お互いに助け合って練習をがんばってください。そうすれば勝っても負けても、みなさんにとって、すてきな運動会になるでしょう。

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