【聖堂朝礼】隣人である友だち

615()はおにぎり献金でした。

皆さんがおかずを食べるのを我慢して、その分を献金してくれました。

本当にありがとう。世界では約82000万人の人が飢えで、十分な食事がとれずに苦しんでいます。世界では、すでにすべての人が食べられるだけの十分な食料が作られています。これはいったいどういうことなのでしょうか。

私たちがいくら献金しても根本的な解決にはなりません。

これからこの問題が解決するにはどうしたらいいのか、わたしたちに何ができるのか。皆さんも一緒に考えていって欲しいと思います。

 

さて、先週の朝礼でお家を建てる話をしました。家が建ち始めると、今度は隣に住む家の人との近所付き合いが始まります。つまりは皆さんの周りにいるお友達付き合いと同じです。

皆さんはクラスのお友達と仲がいいですか。喧嘩になったり、言い争いをしていませんか。学校で友達と一緒に生活していると意見が食い違うことがあります。言い争いになったりします。これはだれでもあることです。先生だってあります。

私はこれがやりたいときに相手は違うことがやりたいというのはよくあることです。それは人によって好きなものが違ったり、考え方が違うからです。

人はみんな、それぞれ好きなものが違います。

でも一緒に生活していると、その「違う」という問題を一緒に解決しなければなりません。

言い争って、自分が怒っている気持ちや悲しい気持ちを持ったままでいると気分は冷たく、沈んでしまいます。できるだけ早く、仲直りするほうがいいです。

 

あなたは友達と喧嘩をして、自分から仲直りできますか?どうしたら仲直りできますか?

それにはまず自分の気持ちを少し変える必要があります。友だちが言いたかったことをわかってあげようとすることです。

「隣人を自分のように愛しなさい」「自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい」

イエス様はおっしゃいました。

 

たとえば自分が相手だったら、言い争っている自分にどう言って欲しかったかなと考えてみてください。

もう「少し優しく」とか「言葉を選んでいってほしい」とか、「感情に任せて、怒った感じで言わないで欲しい」とか思うかもしれません。

また、もう少しだけ自分が友だちの気持ち分かってあげられなかったかなと思い出してみましょう。

気持ちが高ぶって、相手を傷つけるようなことを言ってしまったかもしれません。言わなくてもいいことをつい怒りに任せて口から出ることもあるでしょう。これは言葉だけでなく、マイナスの感情や嫌な気持ちも相手に伝わっています。これでは自分も怒っているし、相手も怒ったり、感情的になります。でもこのような事は本当に誰でもあることです。

そして大切なのは自分に足りないところはなかったか、いけないところはなかったかと自分を振り返えることができるかです。

そして相手に申し訳ないと思ったことについて、そのことを素直に勇気を出して謝ることです。すると相手も自分が悪かったことを謝ってくれます。でもそれはすぐにやった方がいいです。何日も時間がたつと嫌な気持ちが剥がれにくくなるからです。

人はそれぞれ考え方が違うし、そのように神様が作っています。人は完全に相手をわかることはできません。でもそういう考え方があると分かることで、その人のことを分かってあげられる気がします。分かり合おうとすることで、お互いを認め、尊敬し、助け合うことができます。助け合うことで一つの考え方ではなく、いろいろな考え方が生まれ、平和で、豊かな友達関係が作れるでしょう。そして世界から戦争がなくなりますように。

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