《教室寸景》(中2・ドミニコ学)取材を通して得た「キャリア形成」の手がかり

 前回のブログ(622日)の締めくくりは「今後も、中2のチャレンジにご期待ください」でした。そこで、地域(世田谷区岡本地区)を紹介するラジオ番組制作のため、1学期末に実施した取材について、ご報告します。

 取材先は、松本記念音楽迎賓館(7月6日。以下すべて7月)、山崎ぶどう園・砧公園(7日)、フラワーランド・静嘉堂文庫美術館(11日)、泉の家・小坂邸(12日)、富士見坂・岡本八幡神社(14日)、玉川病院(18日)の10箇所です。それぞれのチームが現地に赴き、また、学校に担当者の方々をお招きして、取材に応じて頂きました。さまざまな質問に丁寧に答え、地域の魅力を発信するための豊かな素材を提供してくださったみなさまに、改めてお礼を申し上げます。

 さて、中2ドミニコ学(=総合学習)の目的は「地域の魅力を再発見し発信すること」に他ならないのですが、学校から地域へと一歩を踏み出して視野を広げることで「かっこいい大人たちに出会う」展開になりました。地域探究が「キャリア形成」に繋がるとは、思いがけない進み行きです。

静嘉堂文庫美術館にて。美術館の歴史や所蔵品について解説していただきました

 生徒たちの「ところで、なぜ、そのお仕事に就こうとお考えになったのですか?」という素朴な問いかけに端を発して、取材に応じてくださった方々が、その職業を志したきっかけ、学生時代に学んだこと、就職してからも知識や技術に磨きをかけていることなどを真摯に語ってくださり、魅力あふれる「場所」は素敵な「人々」によって支えられているのだと実感しました。また、《好き》を《ライフワーク》にして、《仕事を愉快に語る大人たち》と、その姿に熱い眼差しを向ける生徒たちの未来が重なって見えました。

学校付近にある「富士見坂」について世田谷区都市整備政策部都市デザイン課の方々から説明していただきました

 2学期は、取材した内容をまとめてラジオ番組に仕上げ、927日(水)には発表会を開き、お世話になった方々をお招きして講評を頂く予定です。

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