《教室寸景》(中2・ドミニコ学)エフエム世田谷の方による出張授業

 614日(水)、中学2年生のドミニコ学(総合的な学習の時間)において、エフエム世田谷(株式会社世田谷サービス公社)の方2名をお招きし、出張授業をしていただきました。

 中学2年生のドミニコ学では「地域や学校の特色に応じた課題」に取り組んでおり、地域探究を重ねながら、地元・世田谷区岡本地区のさまざまな施設を紹介する「ラジオ番組」を制作するというプロジェクトに取り組んでいます。視覚情報優位の現代社会において「聞くこと・話すこと」の重要性を再確認し、魅力的な情報を「音声」によって発信しようという試みです。

 出張授業では、「コミュニティ放送局」は日々「防災」に貢献し、「地域を繋ぐ」大切な役割を担っていることを教えていただきました。またラジオ番組制作にあたって大事なことは「聞いてくれる人の気持ちを具体的にイメージする」「何を伝えたいのかを明確にし、構成をよく考える」「周囲の意見を取り入れて反映させる」という3点であるというアドバイスをいただきました。これらのアドバイスは、カトリック校が日頃から大切にしているさまざまな精神に重なっていました。他者に温かいまなざしを注ぎ、人と人、日本と世界とを繋ぐ役割を担い、いつでも「対話」を重んじて丁寧に粘り強く対応してゆく姿勢を、この先のラジオ番組制作でも活かしたいと思いました。

 翌週の時間には、生徒たちが電話で、取材先への日程再確認と取材受け入れのお礼を先方に伝えました。今後、生徒たちはチームに別れて10箇所に及ぶ取材先を訪問し、見聞を広げてまいります。

 今後も、中学2年生のチャレンジにご期待ください。

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