• 園長ブログ

10月 園長ブログ

 学園に金木犀の甘く爽やかな香りが漂いはじめました。
 季節の移り変わりは、毎年同じではなく、突然夏に戻ったかのような日があったかと思えば、冷たい雨で冬が来たかのような日もあります。子どもの成長も同様です。ある日、何かができた、と親子で共に喜べることは本当に幸せな瞬間ですが、子どもたちは毎日積み重ねている経験から少しずつ成長しています。
 色つき始めた葉や落ち始めたドングリを見つけることで秋の深まりを感じられますが、その小さな秋に気付くことと同じように、子どもたちの小さな変化に気付いてあげることが大切です。子どもの変化は大人以上にわかりやすいと思いがちですが、まだ自己分析も難しい年齢では、本人ですら気付かないこともあります。周りにいる大人がよく観て理解しようとすることが必要なのではないでしょうか。その気付きに対して、私たち大人の都合に合わせることを優先せず、たくさんお話を聞いて本人の気持ちを汲み取り、寄り添っていきたいものですね。