9月 園長ブログ
聖ドミニコ学園は今年70周年を迎えました。
この度、学園名でもある聖ドミニコの像が、幼稚園を先導するかのようなお姿で学園の入り口を見守る位置に建立されました。
聖ドミニコは、13世紀に南フランスで活躍されたスペイン出身の方です。成人して司祭(神父様)として働こうとしていましたが、神さまについて間違った概念(理解)を持った人々が窮屈で不幸な暮らしを送っていることを知り、神さまがどんなに人間の幸せを望んでいらっしゃるかということを伝えるために一生をかけた方です。先人の方々が同じ思いをもって挑戦しても成し遂げることが出来なったことを、ドミニコは生涯をかけてやり遂げることができました。ドミニコは対話を大切にすることで、人々の心を動かしたと伝えられています。説き伏せるのではなく、相手の考えを受け止め、お互いの信頼関係を作ることを大切にした方だったそうです。困っている人の為に聖書を売ってしまうような、一見型破りとも思われるような行動も、信念と愛をもって実行できる方でした。
私たちも、この方の弟子として人々の幸せを心から望み、幼稚園に関わる皆さんと共に温かな人間関係を築きながら、子どもたちの健やかな心と身体の成長を見守ることができる環境を大切に守っていきます。