11月 園長ブログ

 11月になっても夏日を記録するなど、寒さを感じることの少ない晩秋の日々でした。例年以上にゆっくりとしたペースではありますが、自然の営みは季節の移り変わりを教えてくれます。今年は、金木犀がたくさんの花を咲かせ、園庭に出た子どもたちがその香りに驚き、落ちている小さな花を集めることに夢中になっていました。つい最近までは、ダンゴムシ採集が流行りでしたが、カマキリとの遭遇に大きな歓声が沸き上がります。
 マリア様を守るように大きく伸びたモチノキは、赤い実を実らせ、一足早いクリスマス装飾のようです。自然豊かな学園の中で、金木犀の花をマリア様にお捧げしたり、お椀に盛っておままごとをしたりと、子どもたちも秋を楽しんでいます。気候が不安定な中で、季節が確実に移り変わっていくのと同じように、2学期の行事を経験するごとに、それぞれが何かしらを吸収し、力に変え成長しています。
 クリスマス発表会に向けての練習も始まりました。お友達と一つの作品を作り上げていく過程で、様々な経験を積みながら、子どもたちがまた成長していくことを期待して楽しみにしています。

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