4月 園長ブログ

園庭の八重桜が満開になり、進級した子どもたちを優しく迎えてくれました。
 学年や生活環境が変わるこの季節が、イエス様のご復活の時期と重なることは私たちに新しい「出会い」の尊さを伝えてくれているように感じます。私たちも、少なからず新しい環境への不安を抱くものです。勇気をもって踏み出した新しい環境や一つひとつの出会いが、新しい世界への成長を促す力となっています。
 新年長さん、新年中さんにとってのスタートは、次の学年になるという憧れだけでなく、縦割り保育をしている幼稚園ならではの、「今度は何組になるのだろう?」という楽しみも大きかったようです。
 登園時には、進級したことへの喜びを隠しきれない様子で、私のもとへ駆け寄り、元気に挨拶してくれます。幼稚園は今年度も活気溢れるスタートとなりました。年少さんのお世話ができることを楽しみにしてきた年長・年中さんは周りの人の役に立つことに大きな喜びを感じているようです。
 家庭では、兄弟姉妹の関係性を変えることはできませんが、縦割り保育を行っている本園では昨年までの憧れのお兄さん、お姉さんであった年長さんが1年生となり、今の年長さんはこれまでの弟妹の立場から新たに幼稚園で一番のお兄さん、お姉さんとなりました。年長さんとしての自覚が芽生え、自らも年少時にたくさんの愛情をもらい、お世話をしてもらった経験を表現できることを喜びながら、やる気を充実させています。
 年中さんは、お世話してもらう立場から、自らを成長させるために様々な挑戦をしていってもらいたいと思います。そして、幼稚園での末っ子となる年少さんも、家族以外の多くの友だち、先生方からたくさんの愛情を受けて、支えあうことを体験していってもらいたいと思います。

新たな環境と人との出会いが、一人ひとりに良い刺激となり、様々なきっかけと気付きに繋がることを期待して、今年度も子どもの成長を見守ることを楽しみにしています。

 

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