園長ブログ 6月

長い休園期間が開け、ようやく幼稚園に子どもたちの笑顔が戻ってきました。

まだ、分散での登園をお願いしているので1学年毎でしか集まることはできませんが、初日の年長さんをはじめ、年中さんも新しい約束事を理解しながらとても落ち着いて園生活を楽しんでくれました。年少さんは6月3日に、2ヶ月遅れの入園式を行うことができました。翌日から、幼稚園に慣れてもらうための登園の時間を午後にとりましたが、多くの年少さんが幼稚園に来てくれました。外の遊具はまだ使用できませんが、例年以上に伸び伸びと生活していた蟻やダンゴムシを見つけて楽しんだり、砂遊びをしたりと、自然豊かな幼稚園をのんびりと楽しんでいる様子が見られて、私たちも癒されながらゆっくりと過ごせました。

今年の5月にはあまり目にすることができなかった“こいのぼり”を学園の職員の方が「子どもたちを励ますために出しましょう」と提案してくださり、少し時期はずれではありますが学園内だけで見られる特別なこいのぼりとなりました。自然に♪屋根より高い~とマスク越しの歌が聴こえ、風になびくこいのぼりを見て、保護者の皆様も子どもたちも力をもらっている様でした。年少さんに比べ、かけっこなどよりダイナミックな遊びが見られる年中さん、自宅でも練習をしていたのか、たくさん跳べるようになった縄跳びを見せてくれる年長さん。長い自宅待機期間、ご家族の方といつも以上に心の面で密に過ごしながらも年齢に応じた成長を見せてくれた子どもたちとの再会は、大きな喜びと共に驚かされました。子どもの育ちに対して、外出も自由にならない中、各ご家庭でしっかりと向き合って生活してくださったことが想像に難くありません。頭の下がる思いです。改めて幼稚園に寄せていただいている信頼と期待に応えられるよう、少しずつ子どもを迎える環境を広げる努力と工夫をして参ります。

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