【創立70周年関連】空から見た校舎の変遷

 本年、聖ドミニコ学園は創立70周年を迎えます。

 学園では25周年(1979年)より、5年ごとに記念誌を作成しており、その巻頭にはキャンパスの全景写真が収録されています。これらの写真から、校舎の変遷を見てみます。

 1954年の開校時、学園は、当初修道院のあった駒場の地にありました。現在校地のある岡本に移転したのは1962年(昭和37年)8月のことです。ちなみに中学高等学校の開校も、この1962年です。

 上の写真は1963年に撮影されたものです〔創立25周年記念誌より〕。特徴的な形をした校舎(旧校舎)を確認することができます。そのほか、現在の体育館はいずれもありませんでした。

 その後1966年に体育館(現在の第一体育館)、1968年に屋外プール(現在の第二体育館の位置)に完成しました。また1967年には学園裏手に修道院も落成します。それまで修道院は、学園移転前からこの地にあった日本家屋(上記写真の中央部分に所在)や校舎内に設けられていたとのことです。写真は1979年の校舎の様子です〔以上、写真を含めて創立25周年記念誌による〕。

 1981年1月には新体育館(現在の第二体育館)が完成します〔上の写真は1984年のもの〕。1階が温水プール、2階が体育館という設備で、今日も中高の授業で使用されています。なお第二体育館の2階は、2024年5月に冷房設備が導入されました。

 1994年(平成6)には、それまで日本家屋があった場所に、聖堂・カタリナ棟が落成しました(上記写真の中央部分。1994年撮影)。現在はクリスマスミサを聖堂で行なっていますが、聖堂落成以前は渋谷ドミニコ教会などで実施していました。

 1995年に阪神淡路大震災が発生したことを契機に、校舎建て替えが計画されました。そして1998年7月に旧校舎は閉鎖され、9月からはグラウンドに設置された仮設校舎で授業が行われました。同年10月から旧校舎は解体工事が始まりました。上の写真は1999年撮影ですが、校舎部分が更地になっている様子を見ることができます。またグラウンドに仮設校舎がつくられたことから、テニス部・ラクロス部は外部の練習場を使用し、運動会も区の総合運動場を利用して実施しました。

 2000年12月には新校舎(現在の校舎)が落成しました。仮設校舎のあったグラウンドも復旧し、それまでの土のグラウンドから、人工芝のグラウンドへと整備されました。写真は2004年当時のものですが、ほぼ現在と同じキャンパスの風景になっています。

(現在の校地全景。2019年撮影)

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