マリア祭

 5月29日(月)に、聖堂においてマリア祭を実施しました。

 マリア祭は、カトリック教会において「聖母月」とされる5月に、聖母の徳を讃え、その慈しみに感謝することを目的として行うものです。中高では連休明け前後から宗教委員を中心に霊的花束の製作や係分担などをすすめ、当日を迎えました。朝礼で歌う聖歌の多くも、マリア祭において歌うものが中心になっています。

 本年度は管弦楽部、音楽部、高等学校音楽選択者の協力のもと、式典中のすべての音楽がその場で演奏・合唱されるなかに開催されました。

 はじめに本年度宗教委員長(高校2年生)より、マリア祭の意義について話がありました。そして「コラール」の演奏のなかに開式し、聖歌「サンタ・マリア」を斉唱しました。

 つづいて各クラスの代表者が霊的花束の奉納と献花を行い、祭壇上のマリア像を荘厳しました。霊的花束は虹をイメージしたもので、中高全学年の霊的花束が並べられると、鮮やかな虹のような彩りになっていました。

 その後、高校生の代表生徒により『新約聖書』ルカによる福音書1章26〜38の朗読が行われました。次に神父様による講話がありました。一人一人に喜びや希望が与えられているということについて、一歩立ち止まって考えてみること、そして喜びのあることに感謝することが重要であるとのお話しをいただきました。

 聖歌「マニフィカトゥ」の斉唱ののち、共同祈願がありました。家族、学校生活、災害・事故に見舞われた人々、自然災害、難民・戦争犠牲者、世界平和について、各学年の生徒たちがそれぞれ祈りを捧げました。現実の世界のなかで今何ができるのか、ということを自分事として考える祈願が多かったように思います。

 そして式衆一堂によりロザリオの祈りを唱え、聖歌「あめのきさき」を斉唱して、閉式となりました。運動会を控える忙しい1週間の始まりではありますが、厳かな雰囲気の中に気持ちを整えることができました。

一覧に戻る
PAGETOP