第59回高等学校卒業証書授与式

 3月10日(金)に聖堂において第59回聖ドミニコ学園高等学校卒業証書授与式を実施しました。

 まず第1部として、「み言葉の祭儀」を執り行いました。この祭儀では、神父様をお招きし、聖書の朗読や講話、共同祈願などを行いました。聖書朗読では、卒業生代表が『新約聖書』コリント信徒への手紙1第12章12〜31節(「一つの体、多くの部分」)を朗読しました。また答唱は、本校音楽部と教員の合唱により行いました。そして神父様からは、『新約聖書』マタイによる福音第5章13・14節を引き合いに出されて、おのおのがもつタレントに磨きをかけていくことの意味についてお話しがありました。

 そして共同祈願では、在校生代表、卒業生代表、卒業生保護者代表、高3両担任が、これまでの学校生活への感謝とこれからの未来について祈りを捧げました。

 続いて第2部として「卒業証書授与式」を行いました。卒業生ひとりひとりが呼名され、祭壇上において校長先生から証書の授与を受けました。その後、在校生送辞では、卒業生が育んできた温かな学園を支え続ける努力についての決意を述べました。また答辞では、コロナ禍の中での経験を糧に、未来へと飛翔していく期待と希望を述べました。

 式の最後には仰げば尊し、校歌、螢の光の斉唱がありました。歌声が谺する卒業式は実に久しぶりのことでした。そして大きな拍手に送られながら、卒業生たちは聖堂を後にしました。

 緊急事態宣言明けの6月に実施した入学式、その後のオンラインでの授業など、今年度の卒業生は実に多くの困難を乗りこえ、これまでにない青春を築き上げてきたように思います。そのひとつひとつの結晶が、これからの人生において、大きな糧となっていくことでしょう。学窓を巣立つに際し、盤石な土台を築き上げたという矜持を持ち続けていってほしいと思います。

 ご卒業おめでとうございます。

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