2019年05月09日
「待機モード」石川一郎
皆さま、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回はこのお題!
学校のブログで「待機モード」ってなんでしょうか(笑)
これ、実は聖ドミニコ学園の生徒たちのキャリアに対する姿勢を私なりに表した言葉なんです。
悪い意味ではないので、ちょっとお付き合いください(笑)
先日、広報の先生たちと話をしていて、ドミニコの生徒たちがどんなマインドでキャリア形成しているかについて話をしていました。
そして、それを図にしてみました。
同心円の真ん中には、「日常の学び」です。そして、その中には、「ミッション」があります。
カトリック教育の精神が生徒たちの心の根底をしっかり根付いており、他者に対して何か貢献する生き方をしたいというマインドがあります。
そして、同心円の外側は、「想像力」です。今後の人生、キャリアにおいて自分が何をしたら具体的に貢献できるか、これを頭の中でモヤモヤ、時としてワクワク考えているのです。
このモヤモヤ、ワクワクして考えている時が、実は「待機モード」なんです。自分なりの答えが出るまでは、周囲からすると動きが見えず、時として「大丈夫かな?」と心配になるかもしれません。
しかし、その後の飛躍に向けて、じっくりとエネルギーを溜め込んでいるのです。
そして、あるきっかけからスイッチが入って「待機モード」からキャリア形成に向けて動き出すのです。
動き出すまで溜め込んだエネルギーがあるので、スイッチが入るとキャリアに対しては持続するのです。
大学に入学すること、社会に出ること、はそこが決してゴールではありません。
卒業後大きく伸びる、これが聖ドミニコ学園の生徒だと広報の先生たちは話してくれました。
適度な距離感を持って接しているのが聖ドミニコ学園の教職員の伝統なのかな、なんてちょっと傍目から見ていると感じたりします。