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《教室寸景#41》(高校2年・家庭基礎)幼児向けの"おやつ"作り

 高校2年生の家庭基礎では、先日、調理実習を行いました。

(タイムラプスからの切り出しです)

 今回のテーマは「幼児向けの"おやつ"」で、プリン、バナナとヨーグルトのパンケーキ、豆乳もちの3品を作りました。調理実習の事前学習として生徒には幼児の"おやつ"の役割について以下の説明をしました。

 幼児期はからだの成長が盛んになり活動量も増えます。その為、多くの栄養素が必要となります。ですが、幼児は胃の容量が小さく1度にたくさん食べることができません。幼児にとっておやつは大切な栄養源であり、必要なエネルギーや水分を補う食事の一部になります。ですので、ここでいう"おやつ"というのはただ単に甘いお菓子ではありません。

 ですが、"おやつ"というのは幼児が美味しく食べられるように工夫するとともに食物アレルギーへの配慮も必要となります。

 この説明を踏まえ、実際に幼児向けの"おやつ"を作りました。

【プリン】

 今回はマグカップを使用してプリンを作りました。カラメルから生地まで全て電子レンジで作り、最後に冷蔵庫で十分に冷やせば完成です。

 冷やし終わった後、マグカップからお皿に盛り付ける時プッチンプリンのようにコップを逆さまにして取り出すことに生徒は楽しんでおりました。

【バナナとヨーグルトのパンケーキ】

 このパンケーキは、バナナ、ヨーグルト(無糖)、ホットケーキミックス、という非常にシンプルな材料で作りました。

 バナナはあえて黒くさせ、熟したものを利用して作ることがポイントです。そうすることで素材本来のバナナの甘みを強く感じることができます。もちもちとした食感で幼児にも食べやすいパンケーキを作ることができます。

 今回はフォークでバナナを潰しましたが、袋に入れて手で揉んで潰すことも幼児の発達に良い刺激を与えます。

【豆乳もち】

 無調整豆乳に片栗粉・砂糖を使用します。トッピングはきな粉と黒蜜で仕上げ和テイストに仕上げました。

 豆乳に抵抗があっても、砂糖・きな粉・黒蜜のおかげで美味しく食べることができます。フライパンでひたすら混ぜてお餅の状態にさせたら氷水に入れて冷やし、小さく一口に分けて完成です。

  このように、どれも幼児と一緒に楽しみながら作ることができます。おやつ作りは幼児の食育にも役立ちます。料理をする際は、幼児の発達段階に合わせたお手伝いから始めさせることで、幼児の「自分で出来た!」という達成感や自立心、そして食事を通して「食べること」への興味・関心を育むことができます。

 今回作ったおやつは、いずれもまったく砂糖を用いないか、できるかぎり砂糖を使用しないようにしました。幼児期は大人に比べて味覚が非常に敏感な時期です。そのため、一度、甘いものを与えてしまうと、それが癖になり、味の濃いものを好むなど将来の食生活への偏りも危惧されます。このことを踏まえ、幼児期のおやつは素材の持ち味を生かしたレシピを考えることが大切になってきます。


※余談※

 何と、余分に作ってくれたようで、実習終わりに職員室に届けてくれました。担任の先生からいただいた写真がこちらです。

 見事な出来栄えです。ちなみに中の人もお相伴にあずかりました。おかげさまで、このように仕事がはかどっております。

(写真提供:高校2年生有志、高2担任の先生)