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2025クリスマス・ミサ

 12月19日(金)、本校聖堂にて、クリスマス・ミサを行いました。

 はじめにコラール(BWV147)を全員で合唱し、代表生徒が『新約聖書』ヨハネによる福音書の冒頭を朗読したのち、幼子イエスの行列に続き、高校3年生たちがキャンドルを奉納しました。

 最後に司祭・侍者が入堂し、ミサが開祭しました。

 生徒の皆さんは、配布された式次第を丹念に読みながら、心を込めてお祈りの言葉を朗誦していました。

 また式典中の音楽は、音楽部、管弦楽部、高校音楽選択者が担当しました。当日は朝早くから登校し、直前まで練習を重ねていました。

 司祭を務めた神父様の説教では、平和というものについてお話がありました。「平和とは何か」という問いには、なかなか明確な答えを出すことができません。ただし、たんに「戦争がないこと」だけで平和が実現されるわけではないでしょう。かえって、「平和のための戦争」という言葉すら世の中ではしばしば聞かれるところです。そうしたなかで、すべての人々が平和な状態にあるようにするうえでは、平和というものをできる限り多く経験し、各々の心のなかに養っていくことが重要です。そして人間の手だけでは作ることのできない平和を実現するうえで、イエス様が存在している、というお話でした。

 つづく共同祈願では、各クラスの代表者がそれぞれのテーマに即しながら、祈願の言葉を捧げました。この1年間だけでもさまざまな天災や人災がありました。それらに心を向けながら、自分たちに何ができるかということを考えるひとときとなったように思います。

 平和の挨拶では、生徒の皆さん同士が笑みを浮かべながら「主の平和!」と挨拶を交わしていました。教員のなかには握手をしている方もいました。

 明るく和やかな雰囲気のなかに、今年のクリスマス・ミサは閉祭しました。

 最後に音楽部、管弦楽部によるスペシャル・プレゼントとして、Wham!の楽曲「Last Christmas」の演奏がありました。途中からは手拍子も加わって、堂内はとても賑やかな空気に満たされました。