《教室寸景》(高2・総合的な探究の時間〔ドミニコ学〕)個人探究に向けて
今年度、高校2年生は、清泉女子大学地球市民学部教授の安斎徹先生にサポートしていただき、各々が「個人探究」への取り組みを進めています。
4~5月には「自分と向き合う」時間を過ごし、それぞれが自分の興味や関心を開示して、仲間とも共有しました(詳細は下記リンクをご参照ください)。
《教室寸景》(高2・総合的な探究の時間〔ドミニコ学〕)大学の先生をお招きしてのワークショップ
今回は、上記活動の続報です。
6月は、2回にわたり、フェアトレードチョコレートを通して「理想の社会」について考えました。
そして、「自分らしさ」と「世の中のため、人々のため」の調和こそが「個人探究(あるいは「人生」)」のテーマであることを学びました。
生徒からは、「今日のドミニコ学では、ひとかけのチョコレートから、さまざまな社会背景の存在に気づくことができた。」「チョコレートが好きという個性を追求していくと、SDGsや社会問題にも繋がることができることに、最も驚いた。」といった感想が寄せられました。
チョコレートを味わいつつ考えを深める
7月には、「個人探究」のテーマを絞り込むため図書館を最大限に活用する、というワークショップを受けました。
学外の方から本校「図書センター」の魅力を指摘され、改めて、じっくり蔵書と向き合うひとときを過ごしました。
また、安斎ゼミ生の宮嶋さんから、大学生としての研究生活について、さまざまな体験談を伺うこともできました。
「こんなに大きな本もあったんだ!」発見して喜色満面
書籍を中心に安斎ゼミ生の方とも語らう
7月15日には、「清泉女子大学・大崎駅周辺 1日探究ツアー」に出かけました。
大学の講義やフィールドワークを経験し、学生の発想や企画を活かす大崎駅周辺の懐の大きさを実感した1日でした。
現在も講義や会議で使われている旧・島津家本邸(清泉女子大学)にて
品川ビジネスクラブの工房やSHIPオープンラウンジ、容器文化ミュージアムも見学
この日の活動については、品川ビジネスクラブのHPで紹介されています。
https://www.shinagawa-businessclub.jp/news/cooperate/1455/
今後の課題は、1学期の活動を踏まえて「個人探究」のテーマを絞り込むことです。
ご家族と共に過ごす時間も増え、豊かな体験を重ねるであろう17歳の夏に、ライフワークになるかもしれない大切な「テーマ」を探し当ててほしいと願っています。
2学期の再会が、とても楽しみです。
(高2担任 伊藤)