2024年度受験報告会
3月19日、カタリナ棟ホールにて、受験報告会を行いました。
受験報告会は、先日卒業したばかりの卒業生たちが、どのように受験を乗り越えてきたのか、自らの経験を後輩たちに語る機会です。今回は、一般受験、総合型、公募推薦とさまざまな受験を体験した卒業生5人が、1週間ぶりに本校を訪れました。進学先は、上智大学、明治大学、立教大学、電気通信大学、そしてアメリカの大学(進学先はこれから選択の上決定)とのことでした。
どのようにして進路を決めていったか、そして普段はどのように行動したか、後輩たちにとって最も近い場所にいた卒業生から発せられる一言一言は、実にリアルで、説得力のあるものでした。自分の進路をどれだけ具体的に見つめられるようにするか、そしてその実現に向けてどんな行動が必要かという点にこだわり、たゆまず努力を重ねたことで、希望する進路を実現することができたという話題が多かったです。
また、どの受験方式であれ、学校での授業や定期試験を有効活用すること、日々の堅実な積み重ねが重要であると述べていたことは、教員にとっても大いに励みとなりました。
会場には、まもなく受験準備が本格的に始まる高校2年生のほか、高校1年生や中学3年生の姿もありました。全体会の終了後は、全体質問・個別質問の時間が設けられました。全体質問では、「高校3年生のときにどれくらいの時間勉強しましたか」「苦手科目をどう勉強しましたか」「勉強の計画はどう立てましたか」など、勉強を本格化していくうえで気がかりになる事柄について闊達な意見交換がなされました。個別質問では、進路をどのように具体化していったのか、卒業生に熱心に質問する生徒たちの姿が見られました。
勉強法や進路に向けての行動に唯一の正解はなく、そうであるからこそ自分が納得のいく方法をどのように見つけていくか、たえず考えていくことが求められているように思います。そしてそのような経験を重ねることで、大学進学に留まらない進路実現が可能になるのでしょう。