クリスマス・ミサ
12月18日、本校聖堂にて、クリスマスミサに与りました。
管弦楽部・音楽部や音楽選択者による「コラール」の演奏に始まり、引き続いて代表生徒が『新約聖書』を朗読しました。そして、入祭の歌「しずけき」が響きわたるなか、天使・マリアが入堂し、それに続いて高校3年生がキャンドルサービスを行いました。その後、侍者・司祭が入堂し、開祭しました。
配布された式次第に則り、生徒たちは祈りの言葉や聖歌を唱えました。司祭を務めた神父様の説教では、イエスの生誕の来歴についてお話があり、その意義を今日においてどのように日々のなかに生かしていくかということを述べられていました。また共同祈願では、今の生活を自明のものとは思わないこと、他者との共存を通じて平和に貢献できるように生きていくことなどを、生徒たちが述べていました。
閉祭の歌は「もろびとこぞりて」と、「ハレルヤ」でした。「ハレルヤ」コーラスはこの数年行われていなかったため、はじめて歌う学年もいましたが、日頃の練習の成果もあり素晴らしい歌声が聖堂に谺しました。また最後には、管弦楽部・音楽部から歌のプレゼントがありました。管弦楽部・音楽部は夕方に行われるSBSコンサートに出演します。
長かった2学期も、ようやく終わりを迎えます。
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学園創立70周年に関連して、「中高開学当時のクリスマス」はどのようなものだったのか、振り返ってみたいと思います。
中高が開校した昭和37年(1962)当時は、12月21日に「クリスマスの集い」を実施しました。
現在と大きく違うのは、この日に中高生が劇を発表していたことです。当時の学校日誌を見ると、12月16日に練習し、19日に総練習、21日は1・2時間目の通常授業ののちに3・4時間目を使って準備し、午後に本番に臨んだようです。なお翌22日には、父兄に向けて、再び披露していました。
昭和39年(1964)の12月21日においても、「高校生クリスマス劇総練習」、22日に「クリスマス(中略)簡単な終業式後、聖劇」とあります。現在とは異なり、終業式の日にクリスマスを行っていたようです。
その後、昭和51年(1976)には南平台の渋谷ドミニコ教会においてミサに与ったようです。年によっては、聖イグナチオ教会、東京カテドラル聖マリア大聖堂で実施したときもありましたが、昭和59年(1984)から平成5年(1993)までは渋谷ドミニコ教会で継続して実施していました(写真は昭和54年12月のもの)。平成6年に聖堂が完成してからは、現在に至るまで聖堂にて実施しています。