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本校教員がヴァチカン国際音楽祭・教皇代理ミサに参加しました

 本校美術科教員の原みどり先生が、学外のイルミナート合唱団の一員として、ヴァチカン国際音楽祭と教皇代理ミサに参加しました。

 以下、メッセージを紹介します。


ヴァチカン国際音楽祭と教皇代理ミサに参加して

 カトリックの総本山であるヴァチカンで毎年秋に開催されているヴァチカン国際音楽祭と教皇代理ミサに日本からの100名余の合唱団(イルミナート合唱団)の一員として参加して参りました。本校でも講演などの実績がある世界的指揮者の西本智実先生とイルミナート合唱団は毎年招聘されており、その西本先生の指揮で国際音楽祭ではモーツァルト作曲の「Requiem」、教皇代理ミサでは「戴冠式ミサ」と、長崎県生月島で450年もの間潜伏キリシタンに口伝されていた「オラショ」の原曲であるグレゴリオ聖歌を歌いました。

サンジョバンニ・イン・ラテラノ教会での国際音楽祭の様子
(イルミナート公式Xより引用)

 折しも来年の大聖年を見据え、ローマ市内の観光地及び、ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂は大改修工事を行っていました。そのため今年の教皇代理ミサは市内の聖イグナチオ教会で執り行われました。聖イグナチオ教会も大変荘厳な美しい教会で、この様な場所でミサに合唱団として参加出来ることに感謝しつつ祈り(歌)を捧げました。

 まさに美術と音楽が渾然一体となった瞬間で大変感動しました。大勢の参列者のなかミサは行われ、共同祈願はイタリア語、ドイツ語などに続き、合唱団の代表者が日本語で捧げました。

聖イグナチオ教会にて ミサのあと

 世界平和はすべての人々の共通の願いです。ローマへの道は遠いですが、いつの日か再び今度は卒業生と共にこの場所に立てるよう精進したいと思います。

美術科 原 みどり