ここだけに咲く花

 5月6日(土)に第85回「親子で自然を楽しむ会」が開催されました。「親子で自然を楽しむ会」は、東京地区の私立小学校の有志の先生方が開催する自然観察会です。

 今回は聖ドミニコ学園小学校、学習院初等科、国立音楽大学附属小学校、国立学園小学校、国本小学校、聖心女子学院初等科、東星学園小学校、立教女学院小学校の8校から、合計330名の参加者が観察会に参加しました。

会場となる浅間山では、様々な植物や野鳥が見られます。今回の観察会では、キンラン、ギンラン、ハンショウヅル等の珍しい植物を観察したり、ウグイス、シジュウカラ等の野鳥の鳴き声を聴いたりすることができました。浅間山は標高80mほどの小高い山ですが、日本で唯一「ムサシノキスゲ」が自生する場所としても知られています。観察会当日は、ムサシノキスゲの黄色い花が綺麗に咲いていました。

   

ムサシノキスゲは4月下旬から2週間程度開花します。まさにこの時期、日本中でここだけでしか見ることができない景観を見せてくれています。一週間後には花が散ってしまい、もう見ることはできなくなってしまいますが、限られた命を精一杯咲かせている姿がとても美しかったです。

 

「ムサシノキスゲ」の開花に合わせて、浅間山では「キスゲフェスティバル」が開催されます。会場では、展示してある野鳥などの写真を見たり、布に葉っぱを強く押し当てて色を付ける「葉っぱプリント」体験をしたりすることができました。

   

   

「親子で自然を楽しむ会」のホームページには、地図や図鑑、フィールドビンゴ等のデジタル資料がアップされています。

https://tokyo.rikabukai.com/oyako/

それらを使いながら、朝10時にスタートした2時間ほどの観察会は大盛況のうちに無事終了しました。

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