5年信州蓼科林間学校②

 

林間学校2日目も朝から快晴に恵まれ、起床後にお祈りを終えると、白樺湖の畔を散歩しました。

2日目のメインはハイキングです。北八ヶ岳から蓼科山、さらにそこから広がる長い裾野を見下ろす

標高1800メートルの八子ヶ峰(やしがみね)の尾根を約5時間歩きます。

登山口に着くと準備運動を念入りに行い「さあ、出発!」

早速、最初の急登に差し掛かります。いきなり息が上がりますが、まだ歩き始めたばかり。

弱音は吐きません。

 

 

さすがに言葉数も減ってきたとき、誰かが驚きの声を上げました。

「うわ~すごい景色!!」

後ろを向くと目の前に広がる八ヶ岳連峰。まさに絶景です!

急登を無心でひたすら登っていたため、足元しか見ていなかったのですが、顔を上げて振り向いた途端、

大パノラマが飛び込んできました。

数分の間、子どもたちは足を止め、感激の景色に見とれていました・・・

 

最高地点まで到達すると、360度大パノラマ。北アルプスから御嶽山、中央アルプスに南アルプス。

どこに視線を向けても絶景また絶景。このハイキングの醍醐味を十分に味わうことができました。

 

そして山で食べるおにぎりは格別においしい!!疲れた表情もあまり見せずに、最後まで歩き通しました。


この日の夕飯については、少しばかり真剣さが増します。飯盒で炊くお米と、班のメンバーで作るカレーが

夕飯のメニューだからです。

 

班のメンバーで役割分担をし、火を起こす人、お米を研ぐ人、野菜を切る人などを決め、作業に取り掛かりました。

 

失敗すれば夕飯は満足に食べられません。いつになく協力体制が万全です。

「火力が弱いよ」「もっと水を多めに」「まだ早すぎるよ・・・」あちらこちらからいろいろな声が

聞こえてきます。そして頑張った末に・・・

 

おっーーーー!見事なカレーが!!!  思わずにっこり。「やったよ!」

でも果たして味は大丈夫なのでしょうか・・・?

 

どこの班も納得のVサイン。みんなで作ったカレーもまた格別だったそうです。

食べ終わった後は、当然片付け。こちらも班で協力して一生懸命に行いました。

東京とは何が違うか。それは水の冷たさです。全く違います。数秒でも水に浸けていると

手や指の感覚がなくなるほど山の水は冷たい。悲鳴を上げながらも最後まで丁寧にやり遂げました。

この日はさすがに疲れたようで、就寝時間を過ぎるとあっという間にみんな夢の中といった様子でした。

いよいよ明日は最終日。土笛づくりが待っています。

 

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