『歩みを重ねて、次の一歩へ』
長い夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました。静まり返っていた校舎に、子どもたちの元気な声と明るい笑顔が戻ってまいりました。日焼けしてたくましくなった表情や、少し背の伸びた姿で登校してくる子どもたちとの再会を、教職員一同、心から楽しみにいたしておりました。まだまだ厳しい暑さが残る時期ですので、無理に急がせることなく、まずは心と体の生活リズムを整え、自分のペースを取り戻せるよう温かく見守ってまいります。
この夏休み中にも、日本各地で地震や台風、記録的な集中豪雨などの自然災害が発生いたしました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。近年のゲリラ豪雨をはじめとする天候の変化は時に予測を大きく超え、自然の怖さを痛感させられます。9月の防災月間にあたり、学園でも避難経路の確認や備蓄の徹底など日頃の備えを今一度見直し、命の尊さと日々の安全を守ってくださる方々への感謝を、子どもたちと共に心に留めてまいりたいと思います。
さて、2学期は実りある学校行事が盛りだくさんの学期です。9月中旬の学園祭では、1年生のかわいらしい歌の発表や、全校児童の歌声が舞台を盛り上げる4年生の劇の上演、さらには図工、作文、英語、フランス語など日頃の学びの成果を披露する校内展示が行われます。続いて10月には仲間と力を合わせる運動会、12月には祈りと感謝を捧げるクリスマス会が控えています。行事への取り組みには、準備の時間や仲間との協働、試行錯誤、時には思い通りにいかない葛藤もあることでしょう。しかし、その一つひとつこそが「学びの本質」であり、結果の成否以上に、仲間と共に歩みを重ねてきた過程の厚みにこそ大きな価値があります。
新しい行事や役割に向き合うとき、子どもたちの心には期待とともに緊張や不安も生まれることでしょう。しかし、最初の一筆を入れるように、小さな一歩を踏み出すこと自体が尊い挑戦です。失敗を恐れず、「やってみよう」と自分らしく前に進む子どもたちの背中を、教職員一同、温かく励まし、力強く後押ししてまいります。
長い2学期を子どもたちが安心して走り抜くためには、学校とご家庭がしっかりと手を取り合い、温かい居場所をつくることが欠かせません。ご家庭におかれましても、何気ない日常の対話を大切にしながら、「大丈夫だよ」と安心感を与え、お子さんの小さな挑戦や成長の歩みを温かい言葉で認めてあげてください。今学期も本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。