“ゴリラ”が伝えたこと──子どもに届く言葉、大人に響く学び
2日目のラグビー合宿、午前練習は、あいにくの雨。体育館での限られた時間の中、3・4年生は「ラック」の練習に集中しました。
この練習の中で印象的だったのが、信藤コーチの声かけです。
倒れた味方の後ろにすばやく入りボールを守る動作を「ゴリラ」と名づけて伝えると、子どもたちの反応が一気に変わりました。
「ゴリラ行くぞ!」の一言で、誰にでもイメージが伝わり、動きが速くなります。
子どもの視点に立ったネーミングと指導が、言葉だけではない“通じる教え方”になっていると感じました。
私たち教師にとっても、このコーチの関わり方は学びの宝です。
伝えたいことを、どう伝えるか。子どもの理解に合わせた表現の大切さを、改めて教えてもらいました。
雨の一日でしたが、“ゴリラ”から得た気づきは、私たち大人にとっても豊かな実りとなりました。