【聖堂朝礼】言葉は心のプレゼント
今日もこの聖堂に集まって、みんなで静かな時間を過ごせることを、うれしく思います。
前回の聖堂朝礼では、「おにぎり献金」のお話をしましたね。
おうちから持ってくるお弁当のおかずを少し減らして、その分の気持ちを献金してくださった皆さん、ありがとうございました。おかず一品分の思いやりが、どこかで誰かの笑顔につながる。
とてもすてきなことだと思います。
さて、今月6月の学年目標は「尊敬」です。
「尊敬」というのは、ちょっと難しい言葉ですね。
誰かのことを「すてきだな」「見ならいたいな」と思って、大切に思うこと。
それが「尊敬する」という気持ちです。
たとえば、お友だちがやさしい言葉で話してくれたら、「ああ、ぼくもあんなふうに話したいな」と思うでしょう。また、おそうじをていねいにしている人を見て、「わたしもがんばろう」と決心するでしょう。
そんなふうに、「いいな」「すてきだな」と思えるところを見つけて、その人を大切に思うこと、それが「尊敬」です。そして誰かを尊敬するためには、自分の言葉づかいにも気をつけることが大切です。
今月の生活目標は「言葉づかいに気をつけましょう」ですね。
たとえば、自分にいやなことがあっても、「バカ」や「うるさい」といった、きつい言葉、嫌な言葉を使わないでください。
友達や家族、先生にも「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと言えるたり、お友だちにも先生にも、やさしい声で話すことは大切なことです。
そういった言葉を使っていると、自分の気持ちも穏やかになるし、まわりの人もあたたかい気持ちになります。
言葉には力があります。
たった一言でも、人を元気にしたり、しょんぼりさせたりすることがあるのです。
イエスさまは、いつもやさしい言葉で人に話しかけていました。
病気の人にも、子どもにも、まわりから嫌われていた人にも「あなたは大切です」
「神さまはいつもそばにいます」
そんなふうに、心のこもった言葉をかけていました。
私たちも、そんなふうに、言葉で人を大切にできる人になりたいですね。
言葉は、心のプレゼントです。
今日からまた、言葉づかいに気をつけながら、
「この人すてきだな」と思えるところを見つけて、
そして、自分も「すてきだな」と思ってもらえるように、毎日を過ごしていきましょう。