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古代の都、飛鳥・奈良へ ~6年生修学旅行~

日本の古代、飛鳥・奈良時代にタイムスリップ!6年生が修学旅行に行ってきました。

 

とにかくこの日を楽しみにしていました。歴史の授業で勉強している日本の歴史。難しく感じることもありますが、 わたしたちが暮らすこの国が、どんな時を送ってどんな時代を築きながら現代に至っているのか。この長い歴史を学習することは、この先の時を生きていくためにどうしても必要不可欠なことです。

6年生はその日本の歴史のなかの古代飛鳥・奈良時代を、実際に現地に赴き楽しく勉強しながら有意義な時間を過ごしました。

 

とは言っても、子どもたちにとってみんなで旅行できることが何より嬉しいこと!終始ハイテンションのまま一日目は進んでいきました。明日香は何といっても大陸から伝わってきた仏教文化の影響を大きく受けた地。仏教の特色を存分に体感し、そして豪族「蘇我一族」の力が行き渡っていたこの地方の特色も改めて勉強しました。

初日の宿泊は吉野へ。山深い紀伊山地にある芳雲館さんには毎年お世話になっています。夕食時は一日の疲れを癒す最も楽しみにしていた時間。

奈良の名物「くず」もいただき、美味しさと楽しさで自然と笑いが絶えません。

 

二日目は法隆寺、薬師寺、唐招提寺、そして平常旧跡と奈良の都を中心に見学しました。豪族の支配から律令国家へと変わっていく形跡、そして仏教の力で人々を救い、生活を守り、国を繁栄させていった様をいろいろな角度から勉強しました。

 

 

 

 

 

古代日本の中心都市で生きる当時の人々の生活の様子をできる限り想像し、その形跡を辿りながら当時の背景を見つめて様々な思いが巡りました。

「先生~、実際にお寺や大仏を見て感じるのは、千年以上も前の時代なのにどうしてここまで細かで頑丈なものが造れるのかな・・と不思議です。昔の人の技術の高さに驚かされるし仏教の力というか影響力の大きさとすごさを感じます」と感想を述べる児童もいました。実際なるほどその通りだな・・・と思うほどでした。

 

 

三日目の最終日は東大寺へ。

 

 

丁寧に説明してくださる奈良公園のガイドさんの説明に何度もうなずきながら、金剛力士像や奈良の大仏の迫力に圧倒され、いつまでも見とれてしまいました。

 

実際に観たり体験したりすることができる学習は、とても実りのある貴重な学習経験です。今回の修学旅行で得た数々の体験や歴史の学びをこれからの歩みのなかでその都度振り返り考え、何をどう生かせるのか。子どもたちと共に考えて行こう、そう思いました。