【聖堂朝礼】復活祭を迎えて
みなさんは、今日が初めての聖堂朝礼です。
ここは聖堂と言って、みんなが、神様のイエス様やマリア様にお祈りをする場所です。
3年生以上のお兄さん、お姉さんは、声に出さずに心の中でお祈りをして、1年生や2年生のみなさんを待っていました。1・2年生のみなさんも聖堂に入る時は、お祈りをしている人がいますから、邪魔にならないように静かに入りましょう。
正面の真ん中にあるのは赤ちゃんのイエス様を抱いたマリア様とお祈りしている聖ドミニコの絵が描かれています。この絵をステンドグラスと言います。ステンドグラスというのは色のついたガラスを金属の縁で留めて、絵にしたものです。光が透けて、影と光の色がくっきりと浮かび上がってとてもきれいですね。周りにあるステンドグラスの絵は聖ドミニコの一生が描かれています。
左にあるのは十字架です。この十字架にはイエス様が描かれています。
イエス様は、たくさんの人に「神さまの愛」や「優しさ」「赦し」について教えてくれました。でも、ある時、イエスさまは十字架(じゅうじか)につけられて亡くなってしまいました。でも、イエスさまは3日目に生きかえったのです。これを「復活(ふっかつ)」と言います。イエスさまが死をからよみがえってくださったことで、「神さまの命」はいつまでも続くということ、そして、わたしたちも希望をもって生きていける、ということを教えてくれました。だから、復活祭はとても大切な日なのです。
この日をお祝いする時、よくたまご(イースターエッグ)やうさぎ(イースターバニー)が出てきますね。たまごは「命の始まり」、うさぎは「命がたくさん生まれる」しるしです。どちらも、イエスさまが教えてくださった「命は大切」という気もちを思い出させてくれます。
イエス様は「神様を心から愛しなさい」そして「隣の人を自分と同じように愛しなさい」ということが一番大切だと教えてくださいました。復活祭を迎える今、もう一度生まれ変わったつもりで、イエス様がおっしゃったことを心に留めてください。新しい自分の姿を想像してみてください。自分が本当になりたい姿、本当になりたい自分を思い浮かべて、自分のするべきことを行う努力をしましょう。