• 学校長ブログ

『感謝の心』

新年、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまにとって、そして子どもたちにとって希望に満ちた一年となることを心より願っています。
1月は、年度後半のスタートであると同時に、新しい年の始まりでもあります。子どもたちにとっても、これまでの自分を振り返り、新たな目標を立てる絶好の機会です。特に小学校生活では、日々の学びや経験が積み重なり、一つひとつが大切な成長の礎となります。この新しい年が、子どもたちのさらなる成長へとつながるよう、小学校全体で力を合わせて取り組んでまいります。
これまでの2学期までを振り返ると、子どもたちは学習面でも生活面でも、数多くの挑戦や成功を経験してきました。それと同時に、時には壁にぶつかり、悩む姿も見られたのではないかと思います。そうした困難を乗り越えた経験こそが、子どもたちの大きな成長の一歩となります。
クリスマスに向けて、全校児童が霊的花束としてそれぞれの目標に取り組みました。目標を達成できた子もいれば、途中でつまずいた子もいたかもしれませんが、この経験は全ての子どもたちにとって大切な学びとなるでしょう。
そこで新しい年のスタートにあたり、子どもたちには「目標を持つこと」の大切さについて改めて伝えたいと思います。目標を持つことで、自分を成長させたり、困難を乗り越えたりする力が養われます。この経験が子どもたちの未来の力となることを願っています。目標は小さくてもかまいません。「毎日、友だちに笑顔であいさつをする」「苦手な計算を少しでも克服するためにがんばる」など、自分自身が少しずつ変わり、前進できるような目標を一緒に考えてみましょう。そして、その目標に向けて努力する過程を大切にしてほしいと願っています。
また、今年のテーマの一つとして「心を育てる教育」にも力を入れていきます。その柱となるのが「ありがとう」と「感謝」の気持ちです。感謝の心を育てることは、人と人とのつながりを豊かにし、社会全体を明るくします。家庭でも学校でも、「ありがとう」の言葉があふれる一年にしたいと考えています。例えば、給食を準備してくださる方々や、日々の安全を守ってくださる地域の皆さまに「ありがとう」を伝えることができる子どもたちを育てていきたいと思います。
私たち教職員も、子どもたちにとって良き手本でありたいと考えています。感謝の気持ちを日々の言葉や行動で表し、子どもたちに「こうありたい」という姿を見せていきます。そして、一人ひとりの成長を温かく見守り、励ましていくことを大切にしていきます。
2025年、子どもたちにとって充実した一年となるよう、学校と家庭が力を合わせて支えていきましょう。皆さまのご協力に感謝しつつ、子どもたちとともに新しい年を歩んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。